「熱血江湖オンライン」で,ゲームの流れをスタッフが直接レクチャー
ゲームジョッキー3人とイベント参加者がじゃんけんで勝負している様子。ちなみにGJは,左からGJみうさん,GJまりかさん,GJ麻未さん
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7月7日にオープンβサービスが開始された,MMORPG「熱血江湖オンライン」。本作を運営するエムゲームジャパンが,サービス開始翌日の7月8日に,東京は秋葉原のインターネットカフェ「和StyleCafe」でイベントを行ったので,その模様をレポートしよう。
今回の秋葉原でのイベントは,「日本横断!エムゲーム夏の陣」と題されたイベントツアー(関連記事)の皮切りとなるもの。会場となった和StyleCafeは,文字どおり和風に装飾された落ち着いた雰囲気の漂うカフェで,参加者は別々の個室に分かれ,そこで熱血江湖オンラインを体験するという形式で進められた。 ユニークなのは,つきっきりというわけではないものの,本作の運営スタッフが参加者と同じ個室に入り,マンツーマンで操作方法などをレクチャーしてくれるというスタイルだったこと。 一般にイベントというと,一つのスペースに来場者を集め,MCなどがにぎやかに進めていくイメージがあるのではないだろうか。筆者もそのようなイメージを持って取材に臨んだため,最初は少々戸惑ってしまった。しかし,すべての参加者にじっくりゲームを体験してもらうということこそ,今回のイベント最大のテーマとなっていたのだ。
来場者にはまず,「初心者レクチャーを受けよう」と書かれたシートが手渡されていた。このシートには,3種類の“クエスト”の内容が書かれ,またそれらのクエストをクリアすると得られるキーワードの記入欄が用意されている。運営スタッフによる“個人レクチャー”を受けつつ,クエストを一通りこなすことで,このゲームの操作方法や,基本的な流れを習得できるようになっているわけだ。 クエストの内容を簡単に説明すると,街中で季節はずれな格好をしているGMキャラクターに話しかけ,キーワードを教えてもらったり,そのGMに指示された操作を行ったり,実際にフィールドに出て戦闘を行い,等級(レベル)を3まで上げたりといった具合だ。
MMORPGにさほど馴染みのない人や,熱血江湖オンラインを初めてプレイするという人にとって,すぐ隣で説明を受けたり,疑問点について質問したりできることは,大きな助けとなるだろう。 というのも,不慣れな人にとって,新規アカウントを作成することや,複雑なRPGのシステム体系を覚えることは,それほどたやすいことではないと思うからだ。オンラインゲームでちょっとした壁にぶつかったとき,相談できる人がいないがために,そこでプレイをやめてしまったというビギナーは,少なくないのではないだろうか。
上段:季節外れの格好をしたGMキャラクター達に,話しかけようとしているところ 中段:GMキャラクターの指示で,体力を回復する動作を行っている様子 下段:モンスター「ガマ」との戦闘
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また,運営スタッフによるレクチャーなので,細かい内容について教えてもらえることもメリットだと感じた。 “帰還符”という,瞬時に町に戻るためのアイテムが,新たに作られたキャラクターには無条件で一つだけ提供される。このアイテムは高価なので,ビギナーには簡単に入手できず,そのため慎重に使う必要があるのだが,そのことを知らずに使ってしまう人が多いとのこと。こういった情報を直接教えてもらえるという意味で,貴重な機会となったのではないだろうか。 もちろん,もっと他愛のない会話もアリだ。例えば,
「ガマギョーザって何ですか?」 「熱血江湖オンラインにはガマというモンスターが登場するのですが,そのガマの肉から作られたギョーザなんですよ」
……などといった会話も展開されていて,なかなか微笑ましかった。
用意されたクエストのクリアに要する時間は30分ほど。一通りプレイした参加者は,ネットカフェの出入り口に集まり,豪華景品をかけ,本作のゲームジョッキー3人とじゃんけん勝負を行った。このじゃんけん勝負が,今回のイベントで最も“イベントらしい”場面だったわけだが,スペースが限られていたこともあり,大勢の参加者が一体となってイベントに参加しているという雰囲気が,やや欠けていたのは残念だった。
何人かの参加者に話を聞いてみたところ,「女性スタッフに教えてもらったため,多少緊張してしまったが,ゲームの操作などをスムースに覚えられてよかった」など,概して好意的な反応が返ってきた。また「手作り感のあるイベント」との声も聞かれた。ゲームの流れを覚えてもらうには,どのようなクエストを用意すれば良いか,スタッフが検討を重ねたとのことで,そのあたりも手作り感につながっているのかもしれない。 また熱血江湖オンラインの感想については,親しみの持てるグラフィックスやキャラクターの可愛らしさを指摘する人が多かった。 さらに,ゲームジョッキーの3人に今回のイベントの感想を聞いたところ,「じゃんけんをした皆さんに喜んでいただけて嬉しかった」(GJまりか),「もっと多くの人に熱血江湖オンラインを知ってほしいし,オンライン/オフラインを問わず,たくさんのイベントを行っていきたい」(GJ麻未),「オンラインでほかのプレイヤーの皆さんと交流するのとは違った楽しさを感じました」(GJみう)といった答えが返ってきた。
(写真・左から)GJまりかさん/GJ麻未さん/GJみうさん
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今回は,“参加者の一体感”という点ではやや物足りなさの感じられるイベントではあったが,それぞれのプレイヤーにレクチャーするという試み自体は,なかなか有意義に感じられた。 なお,次の週末となる7月15日から17日までの間には,2か所めとなる名古屋でのイベントが実施される。今回とは趣向の異なる,“イベントらしい”内容を予定しているとのことなので,本作に興味のある人や,ゲームジョッキーに会いたい人は,ぜひ会場に足を運んでみよう。(山)
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伝承の絆 〜熱血江湖オンライン〜 |
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