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[CJ 2006#30]カスタマイズ自在なメカで戦うMMORPG「機戦ZERO」。TQ Digital Entertainmentの新作はSF物
2006/07/31 13:47
 TQ Digital Entertainmentのブースで,新作のMMORPGが出展されていた。同社は,日本で正式サービス中の「征服2−風雲天下」や,現在オープンβテスト中の「EUDEMONS ONLINE」の開発元として知られる。今回出展されていたのは,これまでのタイトルの雰囲気とはとはガラリと変わって,「機戦ZERO」というタイトルの,メカに乗って戦うSF物だ。

 本作はクォータビュー形式のMMORPG。すでに中国では5000人を集めてのクローズドβテストが行われており,9月末にはオープンβテストが行われる予定。本作における世界観は,平和を目指す地球同盟軍と,卑劣なテロなどを行い,宇宙の制覇を狙う旧帝国流亡政府の,分かりやすい二極化の対立構造を軸としている。このどちらかの陣営に組して争うPvPが,本作のメインコンセプトとなっている。このほかにも,NPCと戦うミッションも用意されているとのこと。

 プレイヤーはパイロットとなり,自分の機体をカスタマイズして性能の強化を図ることができる。話を聞かせてもらっている限りでは,どうやらガンダムを意識しているようだったが,正直あまり似ていない。まあ,実際あまりに似すぎていると,見ているこっちまで心配になってしまうので,これで良かったのだろう。
 男性タイプと女性タイプの機体があるのがユニークだが,女性タイプの機体がどことなくダイアナンAのようにも見えるのは,なんとかギリギリ許容範囲内だろう。パーツの種類も豊富に用意されており,装備次第で外見も大きく変化するようだ。またパイロット自身のレベルも設定されており,レベルが上がると高性能な機体を扱えるようになる。
 戦いの舞台となるマップは,まだクローズドβテスト中のためか,あまり多くなかった。展示機を触ってみた印象としては,舞台が真っ暗な宇宙空間や荒れ果てた地上ばかりで,見た目としてはいま一つ寂しい印象。今後は,すでにある地上や月面上,宇宙空間などに加えて,太陽系のほかの惑星などへ広がっていくことを期待したい。マップの種類がさらに増えれば,もう一皮むけそうなゲームであると感じた。



 なお,取材時に手に入れた本作のプロモーションムービーを4Gamerにアップした。ストーリー仕立てのムービーとなっているので,合わせて見てもらえれば,本作の雰囲気や目指しているものが,よりよく分かるだろう。(ginger)

■「機戦ZERO」のプロモーションムービーは「こちら」
(1分21秒:36.9MB,MPEG-1形式)


機戦ZERO
■開発元:TQ Digital Entertainment
■発売元:NetDragon Website
■発売日:N/A
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.07/20060731134715detail.html