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Turbine,「DDO」に第3のモジュールを準備中。PvPも実装予定
2006/08/16 22:18
 MMORPG「Dungeons & Dragons Online: Stormreach」(邦題 ダンジョンズ&ドラゴンズ オンライン“ストームリーチ”)に3番目のモジュールが用意されている。これは,2006年8月10日から13日まで,アメリカのインディアナ州のインディアナポリス市で開催されていたGEN CONで行われた実演で明らかになっており,アメリカのゲーム情報サイト「GameSpy」が報じている。
 ちなみにGEN CONとは,カードゲームやボードゲームを中心に新製品が展示され,関連グッズの物販などが行われる,38年の歴史を持つショウだ。

 開発元のTurbineは,2006年4月7日に「Dragon's Vault」というモジュールをリリースしており,7月12日には2番目のモジュール「Twilight Forge」を追加した。このモジュールとは,ダウンロードで提供される小規模なコンテンツ拡充のことで,会員向けに無料で提供される。今回明らかになったのはその3番目のモジュールで,GameSpyによると,レベルキャップの上昇,ソロプレイ用ダンジョンの追加,そしてPvPの実装が行われるという。レベルキャップの上昇は,当初Twilight Forgeでの実装が予定されていたが,このモジュールでついに実現されるようだ。

 PvPには大きく二つのシステムが用意されている。一つめは,気軽に対戦できるシステムで,これは宿屋に設置された専用エリアを訪れたプレイヤー同士で対戦可能というものだ。
 もう一つは,対戦者を専用の場所(ダンジョン)へ飛ばし,そこで任意の目的に合わせて競い合うというもの。目的には,相手パーティより先に旗を獲得するものや,相手パーティを全員倒すといったものが用意されるようだ。このダンジョンには,対戦するパーティ以外にもモンスターが配置されているので,うまく相手パーティをモンスターと戦わせるなどといった戦術も必要になるという。
 
 これらのPvPエリアでは,特別なバランス操作は行われず,戦いは完全に「Dungeons & Dragons」のルールに則って進行するという。したがって場合によっては,一瞬で勝負が決してしまうこともあるようだ。
 またPvPと通常パートは完全に独立しており,PvPパートで死んでしまったからといって,ペナルティがあるわけではないとのこと。さらに実演をしていたゲームデザイナーのDavid Eckelberry氏は,PvPにはまだまだ別のアイデアを盛り込むと発言していたそうだ。ただし,あくまでもPvPは別物と捉えており,通常の部分とは一切干渉しないと強調していたという。

 このモジュールが正式に発表されれば,いままでのモジュールが発表されたときのように,公式サイトで詳細が公開されるだろう。本作の英語版をプレイしている人は,続報に注目したほうがよさそうだ。(noguchi)


ダンジョンズ&ドラゴンズオンライン:ストームリーチ
■開発元:Turbine
■発売元:さくらインターネット
■発売日:2006/08/10
■価格:ダウンロード版 1500円(税込) 利用料金:1500円/1か月(税込)
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.08/20060816221826detail.html