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[GC 2006#19]ウィル・ライト氏の最新作「Spore」,キャラクターメイキングのムービーを4GamerにUp
2006/08/24 15:24
 長きにわたり天才クリエイターの名をほしいままにするウィル・ライト氏の期待の最新作「Spore」のムービーを4GamerにUpした。生物が原始から現代文明へ進化し,やがて星々へ進出していくという,「生命」の消長そのものをシミュレートしたような野心作であるSpore。今回のムービーはキャラクターメイキングのシーンを直接撮影したものだが,キャラメイクを見るだけでも,Sporeの可能性が感じられる興味深いものになっている。ある意味初の“プレイアブル”展示でもあったわけで,非常に興味深い映像といえよう。

 ムービーには,背骨を中心に体を作り,そこへ頭や手足,目などを追加,体の色を決めるなどして一つの生物に作り上げる過程が収録されている。こうしてプレイヤーが思いのままに作った生き物をフィールドに置くと,そいつは歩き回り,吠え,子供を作るのだ。見て分かるとおり操作は非常に簡単だが,作れる形は人それぞれ千差万別。試遊台に並ぶ人々の作った生物は一つとして同じものがない。それなのに,彼らの動きはとても自然で,ユーモラスなのである。



 担当者の説明を受けながら実際にやってみると,ちょっと手足と体のドッキングがすんなりいかない印象はあるものの,体を構成するパーツの数も十分で,インタフェースもかなり秀逸,次第に熱中してしまう。パーツごとのジョイント時の感触や,それぞれの拡大/変形などの「手触り感」が大変素晴らしく,なるほど,これならまさに誰にでも自由にクリーチャーが作れてしまうだろう。(日本では)一部で流行の「Second Life」などに比べると,作りやすさ/楽しさ/インタフェースなどが圧倒的に一般人向けに易しくできており,さすがにウィル,と感心するばかりだ。体の表面のテクスチャや色をちょっと変えるだけでも,その生物の雰囲気ががらりと変わってしまうのが面白い。

 やがて彼らが進化を遂げ,宇宙へ進出していくのかと思うと,期待感はさらに高まっていくのだ。ムービーをダウンロードして,ぜひその雰囲気を味わっていただきたい。

 ちなみに,ボディの各パーツにはそれぞれ値段(DNAクレジットと呼ばれる)が付いているのだが,さて,その資金はどこから得るのかについてそこにいた説明員に聞いたところ,「まだ決まっていない」とのこと。うーん,さすが天才ウィル・ライトである。
 ダウンロードは「こちら」(4分16秒:70.37MB,MPEG-1)からどうぞ。(松本隆一)


Spore
■開発元:Maxis
■発売元:Electronic Arts
■発売日:2007/Q3
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.08/20060824152401detail.html