[GC 2006#50]ロシアのBukaが贈る最新作「Collapse」は,走って斬って銃を撃つ三人称視点のアクションゲーム
ロシアのパブリッシャ/デベロッパのBuka Entertainmentは,今回も発売を控えるたくさんの新作を引っさげて出展。なにしろモスクワとライプチヒは飛行機で2時間の旅程ということで,ほとんどお隣みたいなもの。12時間(プラス飛行機の乗り換え時間)もかかる我々にはうらやましい話である。 そんな彼らの「GC 2006で初お披露目」のタイトルが,「Collapse」だ。これは第三人称視点のアクションゲームで,2096年,別の次元からやってきた侵略者によって地上の大多数の生物が殺され,すべての文明が崩壊した中央ヨーロッパのある町を舞台にしている。主人公(=プレイヤー)は,そんな荒廃した世界で,謎の侵略者や暴徒と化した人々を相手に生き残り,人類を救う秘密を探さなければならない。
ゲームを紹介してくれたBuka EntertainmentのSvetlana Ladoshikinaさん
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ゲームシーンを紹介するムービーを見る限り,グラフィックスや,剣を振るって戦う主人公の動きなどのレベルはなかなか高い。動きはすべてモーションキャプチャによって再現されているとのことで,確かに襲ってくる敵を剣で次々になぎ倒す様子は気持ちよい。 主人公は「スペシャルパワー」と呼ばれる特殊能力を使うこともできる。これは「時間を止める」といったバレットタイムみたいなものから,敵にダメージを与える魔法のようなものまでとさまざま。これらをうまく使いこなして戦闘を進めなければならないのだ。 またゲームにはRPG的な要素もあり,剣をずっと使っていれば剣技に長け,銃を使っていればやがて命中率が上がったりするなど,比較的単純なレベルアップのシステムが存在する。物理エンジンも搭載されており,敵の倒れ方も堂に入っている。なお,物理エンジンを使用した謎解きなども重要になるらしい。 もっとも,これらの要素が今後どう変化するのか(しないのか)は未知数。開発状況は現在,α版にも達していない状態で,発売日も当然ながら未定となっている。 果たして,秘密の答えは手に入るだろうか?(松本隆一)
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