[GC 2006#62]3か月ぶりに見た「Vanguard」の姿。プレイヤーが作れる「家」のムービーをUp
MMORPG「Vanguard」ではプレイヤーが家を造れるのだが,ウルティマ オンライン,Dark Age of Camelot,Star Wars Galaxiesなどを凌駕するクオリティの「完璧なハウジングシステム」が搭載されている。ここではそれを中心にムービーとして撮影してみた。E3 2006ではひたすら戦闘シーンだけを追っかけてしまったので,今回のGCで作った2本のムービーは,共に生産スキルにスポットを当てている(1本は船,1本は家)。
さて「完璧なハウジングシステム」と述べたが,むろん万人にとって100%というものは存在しない。それでもなお,Vanguardが持つハウジングシステムが現状では最高レベルにあるだろう,ということだけは断言できる。 先ほどウルティマ オンラインを比較に出したように,サーバー上の土地に,プレイヤーが自分の家を「そのまま」持てるタイプのシステムだ。プレイヤーがなすべきことは,土地を買い,家の材料を集め,建築し,内装を好みの味付けにすること。そう,土地を買って“場所を押さえる”システムなのだ。 「日本人のハウジングシステムへの執着は結構すごいと思うのだが,土地が足りなくなる問題はどう回避するのか」と聞いてみたところ,「問題ない。そもそもVanguardでプレイヤーが家を建てられる総エリアは広大だし,足りなくなったらいま使ってない海を埋めてて土地を増やすまでのこと」とクールなお返事。「そもそも土地が足りなくなるくらいプレイヤーがいる事態というものを想像するだけでワクワクしてくるね(笑)」とも語っていたが。
さてムービーを見てるとなんとなく想像がつくと思うが,家は「石」「木」の両方の材質(材料?)が選べる。石の家はStoneworkingのスキル,木の家はCarpentryのスキルで使うことになる。ムービーの初っ端に登場するのが,石の家だ。1分11秒あたりから,作りかけの家の姿を見られるだろう。これが土地を買った状態らしい。土台と骨組みしかないというわけだ。 そして1分32秒付近に登場するのが,デモ担当者(=Sigil社長)の家。作ったのは,取材時に同席していたマーケティングマネージャ氏。「私が作ってあげたのに,私は家に入る権利がないんです(笑)」と言っていたように,EverQuestIIなどと同様,家に入れる人は細かく設定できるとのこと。 中を見れば分かるが,3Dで相当な自由度を持って内装をデザインできるというのは,たまらないものがある。ウルティマ オンラインのようなセル単位でのアイテム位置管理ではないので,ほぼ間違いなく「置きたいところに置きたいものが置きたいように置ける」システムだと思ってよいだろう。高さや重ね合わせなども自動判別のようだ。なお2分33秒あたりで壁に見える熊の剥製は「Leatherworkingで作るの?」と聞いたらクエストの報酬とのこと。単に生産者が作るものだけでなく,家に置けるアイテムがクエストなどで入手できることもあると判明した。
なおムービー全部を通して見るとすぐに分かるが,0分20秒あたりに騎乗動物としての「馬」が登場する。馬にはアーマーや蹄鉄を装着できるのだが,それらを作れるのはBlacksmithingのスキル。しかも,スキルレベルの高いプレイヤーが作れば,馬がよりカタくなったり(アーマー効果),走るのがより速くなったり(蹄鉄の付加効果),その恩恵は相当に高い(走る速さは+40%まではデモ中に確認できた。いや+40%は相当に速いと思うのだが……)。Vanguard全般にいえることだが,生産スキルに「死にスキル」がないように思えるのが好感触だ。
なにはともあれ,近年の3D MMORPGの中ではかなりの自由度を持ったVanguardのハウジングシステム。今後の展開も多いに期待したい。気になるムービーは「こちら」(3分24秒:92.92MB,MPEG-1)からどうぞ。(Kazuhisa)
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Vanguard: Saga of Heroes |
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■価格:通常版:49.99ドル 限定版:89.99ドル ダウンロード版:49.99ドル |
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