小中学生向け乙女ゲー「はかれなはーと」,12月15日に発売
ラッセルは,新たに女性向けゲームブランドRussell.pureを立ち上げ“乙女向けアドベンチャー”こと「はかれなはーと 誰がために君はある?」を,2006年12月15日に発売する。この作品の特徴は,従来の女性向け恋愛アドベンチャーよりも,一段低い年齢層を狙った点にあり,小中学生向け少女漫画のテイストを,積極的に取り入れているという。
主人公は交通事故での入院から3年ぶりで故郷に帰ってきた女子高生。そんな彼女の前に,彼女が持つ(はずの)「妖魔石」なるアイテム目当てで,彼女を殺そうとする男性が都合6人も現れる。下校途中にわけのわからないことを言う男性にいきなり抱きすくめられたと思ったら,横合いから馬に乗った(!)別の男性が来て馬上から手を伸ばし,彼女をさらおうとするといった始末である。……ストーリーのさわりだけを見ても,かなり独特のファンタジーテイストに溢れた作品となりそうだ。
その後の展開も含めて開発側の概要説明から作品のコンセプト部分引用すると,以下のとおりになる。
プレイヤーはある理由から,6人の男性に命を狙われる女子高生になります。しかも,話の流れから命を狙う男性6人全員と,同居をする羽目になってしまいます。命を狙っているにもかかわらず,そのライバル心から主人公を互いに守ってくれる男性に囲まれる……。プレイヤーは「複数の男性から狙われ,取り合いされる……」という夢のシチュエーションを体験することができます。 「軍人」「悪魔」「スパイ」「忍者」「宇宙人」など,本ゲームに登場する男性陣には他のゲームにない強い個性を持たせています。従来のゲームに慣れているユーザーでも,彼らが織りなすストーリー展開はまさに予測不能です。「命を狙われる」という重いテーマを持っていますが,ストーリーはコメディタッチで描いていきます。 本企画ではどの男性と仲良くなるかでストーリーが大きく変わるマルチストーリー,マルチエンディングを用意しています。
……どこからツッコめばいいのかコメントしづらいほど意図的な荒唐無稽ぶりだが,これが先述の「小中学生向け少女漫画のテイスト」というものなのであろう。メーカー自ら「予測不能」と称する本作の詳細が,明らかになる日が実に楽しみだ。(Guevarista)
忍者やら悪魔やら,やたらとバラエティに溢れた男性陣。一人女性が含まれているように見えるが,実はニューハーフだ。キャラクターデザインと原画は桜沢いづみ氏,ボイスキャストはそれぞれ,上段左の“大魔術師”が宮野真守,上段中央の“宇宙人”が岸尾大輔,左の“ニューハーフ”が小清水亜美,同様に下段左から“忍者”が伊藤健太郎,“天使”が宮田幸季,そして攻略可能キャラだが主人公を狙っていない“担任教師”が堀川りょう(敬称略)
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