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「女神転生IMAGINE」の世界設定が明らかに。“共同体社会”とは……?
2006/09/22 00:00
 ケイブから2週間ぶりに,新作MMORPG「女神転生IMAGINE」の最新情報が届いた。前回は,本作のゲームシステムの中でも大きな柱である「ダンジョンシステム」が明らかになったが,今回は世界設定についての情報だ。



■“共同体社会”と人物相関図

 世界設定については,これまでも“東京大破壊”から始まるストーリーなどが明かされてきているが,今回は東京大破壊後の社会体制“共同体社会”が生まれるまでの年表も公開された。

#####以下,リリースより#####

A.D.199X
陸上自衛隊第1帥団32普通科連隊連隊長:“ゴトウ”一等陸佐
“空間移転装置 ターミナルコンピューター”開発に着手。

“空間移転装置”の開発中の事故により“東京”に“悪魔”(異界の存在の象徴)が出現する。

各地で“悪魔”の存在が、確認される。

“空間移転装置”開発者“STEVEN”
各地に“悪魔召喚プログラム”を配布。

東京、吉祥寺にて女子高生が殺害される。

陸上自衛隊第1帥団32普通科連隊連隊長:“ゴトウ”一等陸佐
東京、市ヶ谷駐屯地においてクーデターを起こし“東京”に“厳戒令”を発布。

クーデターに対し米国大使“トールマン”
米海兵隊と共に“東京”に上陸。

クーデターに対抗し“レジスタンス”が結成される。

クーデター犯による“レジスタンス”首謀者狩りが行われ首謀者が捕まるが、吉祥寺のある“少年”に救出される。

クーデターならびに“悪魔”の出現により混沌と化した“東京”に米国大使“トールマン”の命令により“I.C.B.M.”が投下される。

崩壊した“東京”が“悪魔”の巣窟と化す。


A.D.202X
“メシア教団”が“東京”の“品川”に巨大施設“カテドラル”の建造を開始
“上野”には“ガイア教団”の“総本山”が創設される。

“メシア教団”と“ガイア教団”が争い“悪魔”の巣窟と化した“東京”に“神”の裁きが下り“大洪水”が襲う。

“大洪水”の後、吉祥寺のある“少年”が、“カテドラル”に進入
直後に“悪魔”の出現が極端に減り“東京”の混乱は沈静化する。

先の“I.C.B.M.”と、“大洪水”を合わせ“大破壊”と名づけられる。


A.D.203X
“共同体社会”成立……。


#####


 ちなみに共同体社会とは,東京大破壊からの復興と,悪魔からの防衛を目的に,宗教や思想の枠を超え,人間同士の調和と協調を呼びかけた社会体制のこと。大破壊後に機能を失った東京都に代わり,東京一帯の行政を取り仕切る自治体の名称でもある。
 この共同体社会は,“七人の賢者”によって樹立され,彼らの指示により運営されていたが,その後は共同体社会の初代総帥“古島”に全権が委ねられている。ちなみに古島総帥は,デビルバスターを統括する“デビルバスター管理機関”を設立した人物でもある。

 なお,共同体社会体制のもと,“東京再生”と“悪魔の出現量の増加への対応”を目的に,“メシア教団:大司教”と“ガイア教団:大僧正”との間で結ばれた不可侵条約を,“大協定”と呼ぶ。

 ここまでに登場した人物の相関図は,以下の画像を参照してほしい。



■スタート地点“第三ホーム”と“スギナミフィールド”

 東京大破壊後,人々は東京各地に巨大な地下シェルターを築き,東京大破壊に相当する脅威と悪魔からの襲撃に備えた。このシェルターは“ホーム”と呼ばれ,都市の機能を持つまでに栄えた。本作でデビルバスター(プレイヤー)のスタート地点となるのは,そんなホームの中の一つ,スギナミの第三ホームだ。

 ここには,“邪教の館”や“ターミナルコンピュータ”“バーチャルルーム”,そして地上“スギナミフィールド”とつながる昇降リフトなどの施設がある。

●左:邪教の館
中世の錬金術と,現代のバイオテクノロジーを組み合わせ,新たな悪魔を生み出すことをなりわいとする謎の集団の施設。宗教倫理,生命倫理から大きく逸脱した彼らの行為から,この施設は“邪教の館”と呼ばれている。だが,デビルバスターにとっては悪魔合体を行うために,必要な不可欠な施設でもある

●中:ターミナルコンピュータ
共同体社会による“東京再生プロジェクト”の開始に伴い,ホームや街に設置されたコンピュータ施設。デビルバスターをサポートする機能を持っているという

●右:バーチャルルーム
デビルバスターを養成するため,仮想空間を作り出すことで悪魔との戦闘を疑似体験できる施設


 このほか,ホームには各種のショップも存在する。各ショップにはNPCの店員がいるのだが,(当然)同じ種類の店であっても都市によって店員は異なっているという。

●上段左:武器屋「袴田ウェポンショップ」
ネクタイシャツの上に,ヘルメットとダウンジャケットをまとうという,個性的なファッションの中年店主“袴田さん”の武器屋。袴田さんは,妻と反抗期を迎えた二人の娘を養うべく,年中無休で営業しているのだとか

●上段右:防具屋+アクセサリー屋「SURVIVAL」
タイトスーツに身を包み,客に媚びないながらも邪険にもしない“大人の魅力溢れる接客”で人気の“バネッサ”の防具屋。アクセサリーの販売は,ラップ好きの“バイトくん”が担当している

●下段左:魔術屋「杉並CURIOUS」
大破壊後の東京でチェーン展開をしている魔術屋で,所在する地名を店名に付けている。店員は皆,頭から全身を覆うローブを身にまとっている

●下段右:薬屋「クリニック アヤ」
メガネの似合う知的な雰囲気を醸し出す“アヤ女医”が,親身に対応してくれる薬局。冒険前に,回復役を買い込む人が多いのはもちろんだが,大した用もないのに足繁く通う人もいるのだとか


 第三ホームからリフトを使い,地上に出て最初に訪れるゾーンは“スギナミフィールド”。人々が暮らしていた面影よりも,東京大破壊の傷跡が色濃く残るこのフィールドを,我が物顔で歩いているのは,もちろん悪魔。
 果たしてこの先,どのような危険がデビルバスターを待ち受けているのだろうか……。近々,開発者へのインタビューなども行う予定なので,続報や詳細をお楽しみに。(TeT)


女神転生IMAGINE
■開発元:ケイブ(アトラスと共同開発)
■発売元:ケイブ
■発売日:2007/04/04
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2006.09/20060922000000detail.html