[TGS 2006#07]テクモがプレスカンファレンスを実施。「WarRock」クローズドβテストは11月10日スタート
本日(9月22日)開幕した東京ゲームショウ2006(以下,TGS 2006)のテクモブースで行われたプレスカンファレンスは,南の島でのバカンスをイメージしたXbox 360用タイトル「DEAD OR ALIVE Xtreme2」の発売を2か月後(11月22日)に控えていることもあってか,コンパニオン達による南国情緒溢れる陽気なダンスで幕を開けた。 今回は,DEAD OR ALIVEシリーズの10周年企画に重きを置いた内容だったが,4Gamerではいつもどおり,PC向けのタイトルに絞って紹介していこう。
先日お伝えしたとおり,テクモは去る8月28日,オンラインゲーム事業に本格参入することを発表。すでにオンラインゲーム事業を展開しているSeedCと共同で,10月10日(火)にゲームサイト「LieVo」をオープンする。
このLieVoは,SeedCが運営中のゲームサイト「ブロードゲーム」や,同サイトで運営中の「ミックスマスター」「ミックスマスター カードバトル」「破天一剣」「Cardinal Saga」を引き継ぐ形になるのだが,もちろんそれでけではなく,インパクトのある新タイトルも用意されている。
■「WarRock」のクローズドβテストは,11月10日開始
韓国のDream Executionが開発したオンラインFPS「WarRock」については,4Gamerで再三取り上げてきているので,名前を知っている人は多いのではないだろうか。 先日の発表会で,10月10日のLieVo.jpオープンと同時に,クローズドβテスターの募集もスタートすると明かされていたが,今回,募集予定人数が4000人となること,テスト自体の開始が11月10日(金)となることが明らかになった。 本作を紹介するためにステージに上がった,河野順太郎プロデューサーによると,現在本作はDream Execution,SeedC,そしてテクモの三社でローカライズ作業中とのこと。 言語の完全ローカライズはもちろん,日本向けの銃器/兵器/新マップや,日本プレイヤー向けのコミュニティシステム(クランシステムなど)の実装,日本のプレイヤーに合わせたバランス調整などが行われる予定だという。このほかにも,さまざまな事案が検討されているとのことで,“完全JP仕様”を目指しているようだ。 なお,ステージ上のスクリーンに映された資料には,「近日完全発表にご期待下さい!!」という文字があったこと。そしてクローズドβテスターの募集が10月10日にスタートすることを考えると,近々詳細は明らかになるのではないだろうか。
オンラインFPSといえば,NHN Japanがゲームサイト「ハンゲーム」で「Special Force」をサービスすることが決まっており,今回のTGS 2006にも出展されていた。ほぼ同時期に二つのオンラインFPS(しかも双方,シミュレータ的な方向性ではなく,カジュアルに楽しめるタイトルだ)が立ち上がることになるわけで,これをきっかけに日本でもFPSがジャンルとしての人気を確立できるか,要注目といえるだろう。
河野氏に直接話を聞く機会があったので,正式サービスの開始時期について尋ねると,「今冬のなるべく早い時期に正式サービスを開始したい」とコメントしてくれた。 「それはやはり,Special Forceの存在を意識してのことですか?」と,少々意地の悪い質問をすると,「オンラインFPSが他社からも提供されることで,このジャンルを一緒に盛り上げていけると思う」との回答が得られた。ただし,なるべく早い時期とはいっても,十分な完成度に達していない状態で焦ってリリースすることはしたくないとのことだ。 また,Dream Executionのスタンスについて,オンラインFPSの世界ナンバーワンパブリッシャを目指しており,日本のマーケットをとても重要視していることを明らかにしてくれた。
ちなみに,今回試遊機で動いていたのは英語版のみ。これに加え,ビジネスデイであるという悪条件(?)にもかかわらず,長蛇とはいかないまでも常に待機列があったのが印象的だった。
■「Heroes of Annihilated Empires」の発売は11月下旬に
テクモが初めて発売するPCパッケージソフト,オンラインRTS「Heroes of Annihilated Empires Episode I 〜 黄泉の国 アトランティス 〜」については,上映されたムービーの中で,「2006年11月下旬 日本上陸」と発表されるに留まった。とはいえ,当初の発売日が2006年中とされてきたことを考えると,ローカライズ作業は着々と進行していると考えて良さそうだ。 なお今回,開発元であるウクライナのGSC Game WorldのCEO,Sergiy Gry Gorovych氏が来日。「HoAEを日本で発売できること,異なる言語を使うテクモと我々が,ゲームという文化でつながれたことが嬉しい」という旨の挨拶を行った。 ちなみに会場には,本作の英語版のデモ版を試遊できるコーナーが設けられていた。このデモ版と紹介記事は,すでに4Gamerに掲載済みなので,TGS 2006に足を運ぶことができないRTSファンは,ぜひダウンロードして遊んでみてほしい。
■「Gallop Racer ONLINE」はムービー上映のみ
主にコンシューマで人気を博してきたGallop Racerシリーズにとって,今年は10周年となる記念すべき一年。アーケード版を含めると12作目に当たる「Gallop Racer ONLINE」は,ジョッキーとして競走馬を操りつつ,ほかのプレイヤーと競走や交流を楽しめるというタイトルになっている。レースとチャット,そして育成という三本柱が,本作の特徴のようだ。 今回は,シリーズを振り返りつつ本作を紹介するムービーが上映されたのみで,ゲームの概要については,既報以上の情報は得られなかった。
■「モンスターファームオンライン」では,あのシステムが復活?
また,2月に発表されて以来,本日の公式サイト公開まで音沙汰のなかった「モンスターファームオンライン」も,ムービーが上映された。 本作については,原尾宏次エグゼクティブプロデューサーが軽く紹介した。それによると,来年で10周年を迎えるモンスターファームシリーズを,新たなものに生まれ変わらせつつ,シリーズ初期の“育成”要素に焦点を当てるとのこと。多くのMMORPGに実装されている「盾や剣のような扱い」のペットシステムではなく,「自分の家族のように」愛着を持って育成を楽しめるタイトルにしたいとのこと。 ちなみに,「1だけにしかなかったフィーチャーを,新たな形で復活させる」とも語っていた。詳しくは後日あらためて発表するとのことだ。シリーズのファンは,これまでの歴史を振り返りつつ,一体どんな要素が復活を遂げるのか,予想をしながら待っていてほしい。
なお本作に関しては,運営をゲームポットが担当するということで,同社の代表取締役社長である植田修平氏も登壇。 育成,冒険,バトル,コミュニケーションといった本作の要素を「非常にいい」と評価しつつ,「運営でいかにプレイヤーを楽しませられるか」をじっくり考えて,より良いサービスを行いたいと語っていた。
■「BASTARD!! -ONLINE-」に,少しだけ新情報が
このほか,首を長くして新情報を待ち望んでいる人が多いであろう「BASTARD!! -ONLINE-」のムービーも上映された。 ゲーム内の映像は使用されていないムービーで,詳しい説明などは行われなかったが, 「動乱のメタリオン大陸 熾烈な軍団間抗争勃発 「俺ごと撃て!!」 剣魔一体エンチャント・チャージ 魔法相殺合戦 アクティブ・レジスト」と,ゲームシステムの一部をにおわすような言葉が挿入されていたのは新鮮だ。 魔法を魔法で弾くようなシーンもムービーにはあり,これと上記の言葉を合わせてみると,本作の戦闘システムを少しだけ予測できそうだ。
■10月10日のLieVoオープン時には,WebMoneyが当たるキャンペーン
また,前述のLieVoについては10月10日のオープン時から「 LieVoオープニングパーティ」と題したキャンペーンが行われる。 キャンペーン概要は,以下のとおり。
●「LieVoで遊ぼうキャンペーン」 11月10日までの1か月間でLieVoに新規会員登録(無料)をし,「ミックスマスター」「ミックスマスター カードバトル」「破天一剣」「Cardinal Saga」のいずれかにゲーム登録をすると,もれなく登録したゲームのアイテムがプレゼントされる。
・「ミックスマスター」 LieVo新規会員に,回復アイテム200個,そして「L」「i」「e」「V」「o」という文字が書かれたアイテムの中からランダムで一つが贈られる。これを使用すると,経験値が1.5倍になるほか,キャラクターの頭上にその文字が表示される。
・「ミックスマスター カードバトル」 LieVo新規会員に,カードの購入やカード同士のミックスに必要なゲーム内マネーが「5000デュー」プレゼントされるほか,キャンペーン期間中は大戦後に獲得できる経験値とデューも増加。
・「破天一剣」 期間中,モンスターが「L」「i」「e」「V」「o」それぞれの文字が書かれたアイテムをドロップする。5文字を集めると,特別なアイテムに変えることができる。同じく期間中は,獲得経験値が2倍になる。新規会員には,経験値や攻撃力がアップするアイテムが15個セットで贈られる。
・「Cardinal Saga」 新規会員に,冒険初期に役立つアイテム「フェアリーのくるみ」「お試し紅の札」などがプレゼントされる。ゲーム内では,ハロウィンイベントや浴衣アイテムを使った秋祭りイベントなども予定されている。
さらに抽選で,300名には各ゲームのオリジナルWebMoneyが,710名にはLieVoで使用できる「LieVoポイント」が3000ポイント分プレゼントされる。
●「WarRockテスター募集キャンペーン」 WarRockのクローズドβテスター募集に応募すると,抽選で100名にWarRockデザインのオリジナルWebMoneyが贈られる。 なお,10月10日には,WarRockのティザーサイトも公開される予定だ。
テクモがオンラインゲーム事業への本格参入を発表してから,まだ1か月も経っていないことを考えると当然ではあるが,今回のプレスカンファレンスでは,PCゲームに関する大きな新発表が見られなかった。だが,わずかな期間ながら,各タイトルの開発が着実に進んでいる様子を見せてくれたのは,テクモがオンラインゲーム事業に力を入れていることの表れであるように思えた。 とはいえ一番重要なのは,やる気うんぬんではなく,プレイヤーを満足させられるサービスを定常的に行うことにほかならない。これは,発売したら次のタイトルに切り替えられるパッケージゲームと大きく異なる部分であるだけに,LieVoオープン後のテクモの手腕に注目したい。(TeT)
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