ムービーから推測する「DAoC:Labyrinth of the Minotaur」
現在,「Dark Age of Camelot」(ダーク・エイジ・オブ・キャメロット)の新拡張パック「Dark Age of Camelot: Labyrinth of the Minotaur」(以下,LotM)のリミテッドβテストが行われている。NDAの関係で情報は出てこないが,先日トレイラームービーが公開されたので,そのムービーからいくつか分かることを解説してみたい。 ムービーのダウンロードは「こちら」(3分14秒:92.6MB,MPEG-1)から。
ムービーでは,まずAlbion,Hibernia,Midgardの玉座と三人の王の姿を確認できる。日本語版プレイヤーには馴染みがないかもしれないが,これらは「Darkness Rising」で追加されたゾーン。プレイヤーはChampion Questを攻略した後に,ここでChampion Weapons/Champion Levelを受け取る。なお現在レベル5まで用意されているが,今回のLotMでレベル10まで拡張される予定。それを暗示する演出だろう。
続けてLotMで導入される新種族“Minotaur”が3種登場する。これまで新種族や新クラスが導入されるときは,各国違うものが用意されていた。だが今回は,各国ともに新種族としてMinotaur,新クラスとしてMaulerが導入されるという。 ここで着目したいのが,同じMinotaurといっても,Albion,Hibernia,Midgardで,それぞれ外見が異なる点だろう。戦場でとっさに見分けるのは難しいかもしれないが,それぞれ角の種類や肌の色が違っているというのは,なかなか面白い。
ダンジョン内部では,機械のようなモノが見える。ギリシャ神話には,ミノス王が優れた発明家のダイダロスに命じて迷宮を作らせ,そこにミノタウロスを封じるという逸話がある。ダイダロスの作った迷宮は構造を変えるという特性を持っていたが,後に設計図を破棄してしまったために,攻略が難しくなったとされていた。ひょっとするとムービーで見られる機器は,ダンジョンの構造を変化させるものかもしれない。
このムービー最大の見どころは,Minotaur達とボスとおぼしきモンスターとの戦闘シーンだ。まずは,MidgardのMinotaur達が登場。クラスは左からWarrior,Shaman,Savage,Warrior,Berserkerだと思われる。ほぼ全員がエピックアーマーを身に着けているが,なぜか中央のSavageだけはアーティファクトのGolden Scarab Vestを着用しているようだ。ひょっとするとこれは,Savageではなく新クラスのMaulerという可能性も?
次に登場するのはAlbionのMinotaur達で,左からArmsman,(おそらく)Mauler,Mercenary,Heretic,Armsmanの順。着目したいのは左から二番目のMaulerと思われるキャラ。Albionでこのようなスタイルで戦えるキャラクターは存在しておらず,武器などは,MidgardのSavageのHand to Handのよう。右手にはMinotaurの顔を模したユニークな武器,左手にはアーティファクトのSnakecharmer's Weapon(Savage用に似ている)にそっくりな武器が見られる。どう見てもこれは新クラスのMaulerだろう。Minotaurは,片手で両手武器を扱えることが話題になっているようだが,新クラスのMaulerに独自の武器が存在するのであれば,かなり興味深い。
続けてHiberniaのMinotaur。構成は左からHero,Hero,Blademaster,Druidで,最後のキャラは筆者では判別不能だった。LeatherかStuddedを着ており,両手持ちの杖のような武器を振り回していて,似たクラスにValewalkerが思い浮かんだが,Valewalkerは布装備なので違う。ということはこれもひょっとしてMauler? こうして考えると,レルムによってMinotaurの見た目も違うし,Maulerの特性も違うのかもしれない。約3分のムービーでアレコレと推測してみたが,NDAが解除されて情報が公開される日が楽しみである。(ライター:Murayama)
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