ミスガンホーゲームズ,ミスアメーバブログ,そしてミス青山の三冠王に輝いた岩崎彩夏さん
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各地の大学で学園祭が催される季節になってきた。そんな学園祭の華の一つが,「ミス○○コンテスト」であることは,好き嫌いは別として多くの人が認めざるを得ないところだろう。有名大学のミスコン出身者が,数年後にはテレビ局のアナウンサーやレポーターなどとして活躍するようになることも多く,業界関係者やそういうジャンルが大好きな人達の間では青田買いの場になっているという話もある。
昨日(10月29日)は,青山学院大学の「青山祭」にて,「ミスター&ミス青山コンテスト」が行われた。このコンテストでは例年,グランプリに相当する「ミスター青山」や「ミス青山」のみならず,協賛各社によるさまざまな賞が設けられているのだが,2006年はゲームサイト「ガンホーゲームズ」が,「ミスガンホーゲームズ」という賞を用意していた。 多くの読者は,どうしてこんなニュースを4Gamerで扱うことになったのか不思議に思っていたかもしれないが,つまりはそういうことである。
結論から先に述べてしまうと,ミスガンホーゲームズに選ばれたのは,岩崎彩香さん(147cm)。ちなみにこの岩崎さんは,「ミスアメーバブログ」,そしてミス青山の三冠を達成。三本の受賞たすきを肩にかけた姿は,全日本プロレスの三冠ヘビー級(インターナショナル・ヘビー級,UNヘビー級,PWFヘビー級)王座を初めて戴冠したときの武藤敬司(現・全日本プロレス社長)のようだ……と思ったのは,会場では筆者だけだろう。
■コンテスト本選でガンホーゲームズを使ったゲーム大会
2006年のミスター&ミス青山コンテストには,7人のミスター候補,8人のミス候補がエントリーしていた。そして10月28日に行われた予選の結果,
・坂井恒介さん(理工学部経営システム工学科三年) ・市原創互さん(理工学部科学生命学科二年) ・西 邦治さん(経営学部経営学科一年) ・後藤康佑さん(経営学部経営学科一年)
・岩崎彩香さん(文学部英米文学科一年) ・坪田麻里絵さん(文学部英米文学科二年) ・江藤 愛さん(文学部英米文学科二年) ・谷村奈南さん(法学部法学科一年)
の男女4人ずつ合計8人が本選に進出。昨日行われたのは,この本選である。
上段左から,岩崎さん,坪田さん,江藤さん,谷村さん
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岩崎さんのカバンには,好物の「ソフトサラダせんべい」が!
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まずは「気になるあのコを丸裸 ドキドキ荷物チェック」と題し,候補者のカバンの中に何が入っているのかをチェックするというコーナーが行われた。 今回の司会を務めたお笑いコンビ,ハマカーンが候補者達のカバンから取り出したのは,ソフトサラダせんべい(岩崎さん),聴診器(後藤さん),バナナ(坂井さん)など。何となく脳裏を「ゆとり教育」という言葉がよぎったような気もしなくはないが,きっとネタにならなかっただけで,もっとアカデミックな雰囲気のものもカバンにはたくさんつまっていたはずだ。実際,谷村さんのカバンの中からは法学部の学生必携の「ポケット六法」(有斐閣)が出てきたりはしたが,面白おかしくいじるようなものではないし。 余談だが(この記事自体が余談という話もあるが),男性陣の多くが鞄の中に香水瓶を忍ばせていることに,カルチャーショックやジェネレーションギャップを感じずにはいられなかった。
後藤さんのカバンには聴診器が。なんでも自分が緊張しているときに,心音を確かめるために持ち歩いているのだとか。この日のために仕込んだか,あるいは違う趣味があると見た。江藤さんのカバンからは,テディベアが出てきた。……かさばらないのだろうか
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続いて行われたのは,ガンホーゲームズのFlashゲーム「マーフィー岡田の実演販売にチャレンジ」の「千切りキャベツ」に,候補者8人が挑戦するというコーナー。ガンホーモンキー(中の人などいない!)もステージに上がり,会場に詰めかけた女子大生達から「可愛い」との歓声を受けていた。なお,ここでの結果は以下のとおり。
・坂井さん……436点 ・市原さん……596点 ・西さん……572点 ・後藤さん……430点
・岩崎さん……510点 ・坪田さん……392点 ・江藤さん……548点 ・谷村さん……428点
ちなみにこの結果は,ミスガンホーゲームズ選定の参考材料になるとのことだった。ミスガンホーゲームズに輝いた岩崎さんは,ミス候補の中では2位の結果ということを考えると,立派な参考材料になったということなのだろう。
■ミス青山のプレゼンテーターは,ファーギーさん
司会やショートコント,漫才で会場を盛り上げたハマカーンのお二人。写真は「交通事故」の一幕
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候補者達の退場後,ハマカーンのショートコント「交通事故」「入院」「張り込み」そして漫才を挟んで,いよいよ結果発表に(ちなみにハマカーンは,その後も時間つぶしのためにショートコント「料理番組」「博士と助手」を披露した)。 ミスター候補は皆タキシード姿に,ミス候補はウェディングドレス姿にお色直しをして登場したため,壇上はさながら結婚式のような華やかさに。独身のときにウェディングドレスを着ると,婚期が遅れるという噂もまことしやかに囁かれているが,彼女らに限ってはそんな噂も心配なさそうだとぼんやりと思った人は,きっと筆者だけではないだろう。
各賞の発表前には,各候補者の関係者が彼らに向けて書いた手紙が読まれた。奇しくも,すべての手紙が母親からのものだったのだが,ミスター候補達が一様に照れくさそうな表情,そしてコメントに終始していたのに対し,ミス候補達が涙を見せていたのが印象的だった。 ミスター候補にとって,生まれてから最初に触れた異性である母親からの言葉を,まっすぐに受け止められるようになるには,もう少し年月が必要なのだろう。また,手紙自体も幼少期の恥ずかしい話を暴露するようなノリのものが多く,母と息子の関係性に隠しきれない照れが生じている様子が見て取れた。 一方のミス候補にとっては,最も身近な同性である母親という存在,そしていずれは自分自身も母になるであろうことを意識すればこそ,幼き日の思い出や,幼き日の自分自身に向けられた愛情の大きさにあらためて気づき,涙を流す結果に至っていたのではないかと思われる。
結婚式で花嫁が安室奈美恵の「CAN YOU CELEBRATE?」を涙ながらに熱唱! しているわけではなく,母からの手紙を読み上げられた直後にコメントを求められたときの一こま。右写真の谷村さんについては,ルックス,スタイル,そして舞台上で気を抜いた表情を見せない姿勢を個人的には評価したいと思った。「ミスマガジン2006」の候補者に同姓同名の人がいたような気も
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続いて発表された,各賞の受賞者は以下のとおり。
ファーギーさんは,「今回出場された皆様は知性に溢れる方々ばかり」と候補者達を称賛。プロポーションを保つコツを聞かれると,「今回出場されている皆さんに比べれば,私はそんなに美しくないですよ」と謙遜しつつも「自分に自信を持つこと,エクササイズをして,健康的な食生活を送ることが大事」と語った
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・ミスガンホーゲームズ 岩崎彩香さん ・ミスターGAGA!渋谷 後藤康佑さん ・ミスよみうりランド 坪田麻里絵さん ・ミスター上越国際スキー場 坂井恒介さん ・ミススターフライヤー 江藤 愛さん ・ミスターJTB 西 邦治さん ・ミスアメーバブログ 岩崎彩香さん ・審査員特別賞 坂井恒介さん 谷村奈南さん ・準ミスター青山 市原創互さん ・準ミス青山 江藤 愛さん ・ミスター青山 西 邦治さん ・ミス青山 岩崎彩香さん |
ちなみにミス青山のプレゼンテーターとして,ブラック・アイド・ピーズのメンバーとして活躍中で,つい先日にはソロアルバム「プリンセス・ファーギー:The Dutchess」をリリースしたばかりのファーギー(ステイシー・“アン”・ファーガソン)さんが登場。会場に訪れていた女性陣から,悲鳴に近い歓声を浴びていた。 そんなファーギーさんから,ミス青山の栄冠を授けられた岩崎さんは,涙ながらに「投票してくれた一票一票,応援してくれたメールの一通一通,声をかけてくれた皆さん,本当に嬉しくて,本当にありがとうございました」とコメント。嗚咽をこらえ,声にならない声を絞り出して言葉を発する様子は,観客の感動を呼んでいた。
ミスガンホーゲームズのプレゼンテーターはガンホー・モードの宮川取締役が務めた
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岩崎さんのウェディングドレスについての感想は,「動きにくいけど,どんな服よりも輝けるような気がしました」というものだった
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なお,現在ガンホーゲームズでは,2005年度のミス青山(を含む,ミスキャンパス)による日記コンテンツ,「ミスキャンダイアリー」を掲載中。ただし,岩崎さんも同様に日記などを書くようになるのかは,今後の交渉次第とのことだ。ミス青山が決まるまではガンホーゲームズとしても動きようがなかっただけに,しょうがないっちゃぁしょうがないところだろう。(TeT)
ミスター青山を受賞したのは西さん。帰国子女で英語もペラペラという彼は,所属サークルは「エスペランサ」とのことだが,エスペラント語ともザ・エスペランサーとも,“青春のエスペランサ”とも関係はない。なお,西さんには副賞としてTANTRAカレー1年分(365食)も贈られた。これについて「一人暮らしなので助かる」と喜びのコメント。一方,ミスガンホーゲームズの賞品としてノートPC(VAIO)を受け取った岩崎さんは,「現在は母のPCを借りているので,マイPCができて嬉しいです」と,こちらも大喜びの様子だった
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