[韓国ゲーム事情#621]Gravity,新作アイスホッケーゲーム発表
Kimの韓国最新PCゲーム事情#621
Gravity,極秘裏に開発してきたオンラインアイスホッケー「Body Check Online」を公開(2006/11/7)
Text by Kim Dong Wook特派員
Gravityは,これまで極秘裏に開発を進めてきた新作オンラインゲーム「Body Check Online」のティザーサイトを,11月3日にオープンした。
Body Check Onlineは,アイスホッケーをテーマにしたオンラインスポーツゲーム。基本コンセプト“3S”(Speed,Simple,Showdown)にのっとり,簡単な操作でスピーディかつ躍動感溢れるアクションを楽しめるのが特徴だ。 題材となっているのは,どこかの国の正式なリーグというわけではなく,いわば“ストリート・アイスホッケー”。そのため,アイスホッケー特有の複雑なルールに縛られることなく,自由で迫力ある試合を楽しめるという。試合に参加できるのは,最大で10人(5対5)。だが,ゲームとしては3対3での対戦に最適化されているそうだ。なお,プレイヤーキャラクターには,8頭身の個性的なモデルが用意されている。 ちなみに,Body Check Onlineというタイトルは,アイスホッケー用語の“Body Check”(相手選手のプレイを阻止するために体ごと相手にぶつかる行為)に由来するようだ。
アイスホッケーは,韓国ではあまり人気のないスポーツである。しかし,Gravityはこのゲームで韓国のみならず,北米や日本市場などを含むグローバルな展開を目指すという。 基本的なビジネスモデルはアイテム課金制となる予定で,大別するとアイテムは,機能的なものとファッショナブルなものに分けられる。
本作を開発しているのは,Gravity内でも柳日栄会長直属のZ-STUDIO。このプロジェクトは社内でも極秘扱いで,独立的に開発を行ってきた。開発は,初期段階から綿密なスケジュールが組まれており,現在のところその予定どおりに進行しているという。 開発を統括しているLee Young Soo取締役によると,「アイスホッケーが,韓国では大衆にそれほど知られていないという事実は弱点だ。しかし,実際にプレイしてみれば,サッカー以上に楽しいと感じてもらえるだろう。Body Check Onlineは,アイスホッケーを題材にした初めてのオンラインゲームだからこそ,高いクオリティのゲームを目指している」そうだ。
Body Check Onlineの開発状況は,現在αバージョンの段階,間もなく1次フォーカスグループの募集がスタートする予定とのことだ。
|
|
|