[G★2006#05]韓国も今後はゲームパッド普及の時代? WeMadeブースレポート
WeMade EntertainmentはChinaJoyに引き続き,三国志MMOアクション「蒼天」,MMORPG「Kailas」と「NED」,オンラインアクション「青燐」の4本を出展していた。 このうち,MMORPG2本はムービー出展のみに留まったものの,9月から韓国でクローズドβが行われていた蒼天に加え,外部開発タイトルであり,ChinaJoyでの素材展示からそれほど日が経っていない青燐が,意外なことにプレイアブルだった。
蒼天のゲーム内容については,ChinaJoyでのインタビューをはじめとする過去の記事で確認してもらうとして,対戦スペースの分を含めて20台以上用意された試遊台は,クローズドβテスト相当のもの。ChinaJoyでの出展に比べて,キャラクターのモーションがより美しくなっていた。ミッションも,ChinaJoy時の3本を含めて9本が実装されているとのことだ。 逆茂木を立て回して砦風にデザインされた展示コーナーでは,6台ずつを対面に配置しての対戦イベントも行われており,通常の試遊台では人が並ぶようなことこそないものの,ほぼ切れ目なく誰かがプレイしていた様子である。
一方,今回初めてプレイアブル版を紹介することとなる青燐のほうは,蒼天ほどの集まり具合でこそなかったものの,9〜10台用意された試遊台には,女性も含めさまざまな年齢層の人が立ち寄っており,コミカルな妖怪が主人公という,モチーフとキャラクターゆえのターゲットの広さを感じさせた。
さて,今回のプレイアブル2作品には共通点がある。それは,最初からゲームパッドでのプレイをサポートしていることだ。青燐の場合,十字キーで移動,アナログスティックで視点移動,4個のボタンにアタック/ガード/ジャンプが割り当てられており,トリガボタンでは一部エモーションも発動可能になっていた。 もともとステージ制アクションだけに,ときどき段差で突き当たる点を除けば,プレイ感覚はゲーム機タイトルとさほど変わらない。キャラクターデザインについては判断が難しいものの,例えば日本市場を視野に入れるなら,パッドで快適にプレイできる点は大きなメリットになるだろう。 蒼天もまた,試遊台にパッドが添えられており,こちらもゲーム機タイトルに近い感じで遊べた。青燐よりも地形の高低差が意味を持つだけに,視点の回転やズームイン/アウトをアナログスティックで頻繁にやるのは,少々面倒かもしれない。ともあれ,初めて触れる人にとっては,キーボードよりずっと飲み込みやすいだろう。 別記事で詳しく触れる予定だが,これらは,WeMadeとしては韓国でもゲームパッドの使用が普及すると見ての積極的な取り組みであるらしい。ブース来場時のダーツゲームで仮想通貨が当たり,以降の試遊アトラクションがまるでメダルゲームコーナーのように楽しめるというブース作りの工夫と併せて,今回の出展を見て感心した部分である。(Guevarista)
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NEDオンライン |
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青燐 |
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