[G★2006#16]テクモとSeedCの次世代オンラインゲームプラットフォーム「LieVo」,韓国でのサービスが決定
テクモとSeedCは,G★2006の会場で,次世代オンラインゲームプラットフォーム「LieVo」(リーボ)のグローバル展開発表会を行い,まずは韓国でのサービスを2007年3月に開始すると発表した。
発表会では,初めにHYOSUNG CTXのCEO,Kim Seongnam氏が登壇。同社が韓国でサービスを行うオンラインSF FPS「LAND MASS」と,サービス中の「MicMac Online」(邦題 MicMacオンライン)をLieVoローンチ時のタイトルとして予定していること発表した。同氏は,これからスタートするLAND MASSは,同じくこれから始まるLieVoに向いているコンテンツであり,LieVoと共に成長させていきたいと語っていた。
続いてSeedCの代表取締役 崔 正浩氏より韓国LieVoの概要が説明された。基本的なコンセプトは日本版と同じ(関連記事は「こちら」)だが,韓国の市場に合わせ。提供するコンテンツは変えるとのこと。また,日本のLieVoにはないコンテンツとして,オンライン対戦カードゲーム「アルテイルネット」を加えることを説明した。アルテイルネットは,韓国版LieVoを通じ配信され,運用をSeedCが行う。アルテイルネットの開発元であるデックスエンタテインメントと協議しつつ,韓国市場にマッチしたサービスを提供していくとのことだ。 さらに,SeedCが日本と韓国で運営している「MIXMASTER」(邦題 ミックスマスター)も,韓国LieVoのコンテンツとして配信することが明らかにされた。現状でのローンチタイトルは,MIXMASTER,アルテイルネット,LAND MASS,MicMac Onlineの4タイトルなる。
写真左:HYOSUNG CTXのCEO Kim Seongnam氏
写真右:SeedC株式会社 代表取締役 崔 正浩氏
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テクモ株式会社 代表取締役社長 安田善巳氏
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会場にはテクモの代表取締役社長 安田善巳氏も訪れており,崔氏に続く形で挨拶を始めた。同氏は,いままで末端ユーザーのほとんどが受け手として利用していたインターネットが,多くの人によって発信/共有され始めたことに触れ,LieVoも同様にWeb2.0の概念を取り入れたゲームプラットフォームであると説明。既存のゲームポータルとの違いを明確にした。 テクモはコンシューマ機用のゲームメーカーとして知られているが,現在「BASTARD!! ONLINE」「モンスターファームオンライン」「Gallop Racer ONLINE」といったタイトルの開発を進めており,今後はオンラインゲームに積極的に取り組みたいと,意気込みを語っていた。 現在PCで盛り上がっているオンラインゲームは,今後コンシューマ機や携帯電話/ゲーム機などに発展していくことを想定し,プラットフォームの垣根を越えたサービス提供を行うとのことだ。
日本産のゲームポータルが,オンラインゲーム先進国といわれる韓国へ輸出されるのは,少し不思議な感じもする。どうやらLieVoは,日本製オンラインゲームの海外への輸出窓口としての役割も期待されているようだ。韓国版が実際にスタートするのは半年近く先だが,両国のオンラインゲーム発展の鍵といえる存在になるかもしれない。日本のゲーマーには直接関係ないかもしれないが,韓国版LieVoの動向にも注目しておいて損はないだろう。
なお,HYOSUNG CTXがLAND MASSをLieVoへ提供することの理由や,ゲームの詳細については追ってレポートをお届けする予定だ。楽しみに待っていてもらいたい。(noguchi)
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Lievo.jp |
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MicMacオンライン |
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ミックスマスター |
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(C)2007 SeedC, Inc. All rights reserved. |
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