「メイプルストーリー」のポイントアイテム詐欺に有罪判決
他人のIDなどを使ってオンラインゲーム「メイプルストーリー」に不正アクセスし,課金アイテムをだまし取った疑いで不正アクセス禁止法違反と詐欺の罪に問われた伊藤進一被告に対し,高松地裁(増田耕児裁判長)は本日(11月17日),懲役1年3か月/執行猶予3年の判決を言い渡した。
この事件は,2006年6月に,伊藤被告がメイプルストーリーに他人のIDを使ってログインし,千葉県の高校3年生男子から1300ポイント分の課金アイテム(1ポイント1円相当)を騙し取ったとされるものだ。 8月16日の記事で触れているように,これはメイプルストーリーで,ポイントアイテム(課金アイテム)をほかのプレイヤーにプレゼントする「プレゼント機能」を悪用したもの。 なお,ネクソンジャパンでは対応策として,「メイプル・トレードスペース」を,7月26日からの試験期間を経て,8月16日から正式に運用している。
今回の事件は,“騙し取られた”のが“お金を払った”課金アイテムのため立証しやすかったというのはあるが,ゲーム内アイテムに財産的価値を認め,詐欺として認めたというのが最も注目すべき点である。地裁判決でまだ刑が確定はしていないとはいえ,今後のオンラインゲーム業界において重要なポイントとなったことは間違いない。(oNo)
※11月17日22時40分頃,「プレゼント機能」の説明で,一部誤解を招く表現を修正いたしました
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