テクモの日本語版「Heroes of Annihilated Empires」は12月22日発売
テクモは,ファンタジーRTS「Heroes of Annihilated Empires Episode I 〜黄泉の国 アトランティス〜 日本語版」(以下,HoAE)を,12月22日に発売する。価格は9240円(税込)。
HoAEは,同社のパッケージ製品としては初のPCゲームとなる。歴史RTSのコサックスシリーズで知られる,ウクライナのゲームデベロッパGSC Game Worldが開発したRTSだ。 本作は,シリーズ三部作の一作めと位置付けられている。シリーズ全体の世界観や,背景にあるストーリーは,ウクライナの作家Ilya Novak(イリヤ・ノバック)氏が著した,全5巻のファンタジー小説に基づいており,HoAEは,原作小説の第三巻がベースとなっている。 ゲームに登場するのは,「エルフ」「アンデッド」「ドワーフ」「クライオ」の4種族で,それらが「アクアドール」と呼ばれる,太古の地球で勢力争いを繰り広げるのだ。
本作の特徴の一つに,テクモが「RTS vs RPG」と表現するゲームシステムが挙げられる。本作には,ヒーローユニットの育成要素が盛り込まれており,戦闘を重ねることで,その能力を高められるようになっている。 一般的なRTSのように,大軍を編成して戦いに臨めるのはもちろんのこと,ヒーローユニットの育成に主眼を置いてゲームを進めていき,多数のユニットをまとめて倒せるほど強力なユニットに育て上げることも可能なのだ。
6万4000体ものユニットによる戦闘を表現できる,「コサックスII」の開発などで,GSC Game Worldの技術力には定評がある。本作がベースとしているのは,その同社が新たに開発したゲームエンジンだ。膨大な数のユニットが繰り広げる大規模な戦闘シーンや,緻密に描き込まれた美しいグラフィックスは,HoAEの見どころの一つになっている。
当初のアナウンスより遅くなってしまったが,どうにか年内に発売されることが決まったわけで,リリースを待ちわびていた人も一安心といったところだろう。 発売までの約2週間,先日4GamerにUpした本作のデモ版をプレイしつつ,その日が来るのを待っていよう。(山)
|
|
|
|
|