「World of Warcraft」などを開発したBlizzard Entertainmentの元社員が設立したRed 5 Studiosは,Benchmark CapitalとSierra Venturesから1850万ドル(約21億円)の投資を受けたと発表した。 Red 5 Studiosのプレジデント兼CEOのMark Kern氏は,資金面でのバックアップを得たことにより,開発にリソースを集中させられ,良質のMMOタイプのゲームを提供できるようになるだろうとコメントしている。
Red 5 Studiosのリリースによると,Benchmark Capitalは「Second Life」に投資するなど,オンラインゲームビジネスで成功した実績がある。一方Sierra VenturesもIT関連会社への投資が多く,成功例も多いという。 そんな2社がこれだけの金額を投資するからには,数年後にRed 5 Studiosが利益を生み出す可能性が高いという予測ができる,“何か”があったのだろう。
現在Red 5 Studiosは,Webzenの資金で同社の第1作となるMMORPGを開発している。上記2社の投資を受けた作品の登場は,それ以降ということになるが,どんなゲームを送り出してくるのか,そして今回の投資に見合った成功を収められるのか注目したい。(noguchi)
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