SimDeckの公式サイトにある製品イメージ
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ニュージーランドの映像機器メーカー，ICE AV Technologyという企業のシミュレータ部門，SimDeckは，部門名と同じ名称「SimDeck」というPC周辺機器を発表した。
……と断言していいのかどうか。SimDeckは，110ccのエンジンと4段ギアボックスが装備されている，フォーミュラカーのレプリカで，実際に走行できる。そして同時に，PCと接続すると，フォーミュラカー型入力デバイスとして機能するという，強烈な仕様の製品なのだ。超小型とはいえ，実際に運転できるクルマ（Kart）を，文字どおりそのまま入力デバイスに転用するというアイデアには，脱帽するほかない。
今回発表されたのは10〜15歳程度の子供向けで，本体サイズも2.5m程度へとスケールダウンしているが，将来的には大人が乗り込める，フルサイズのレプリカフォーミュラカー型デバイスを投入する予定もあるとのこと。ちなみに製品は個人向けに発売される（！）ほか，さまざまなイベントへのレンタルも行われるという。
さすがに日本でPC向けデバイスとして販売される可能性は低そうだが，自動車競技の会場などでは目にすることがあるかもしれない。ちなみに公式サイトはまだ公式ページしかないが，実機の写真が掲載されているので，興味のある人は見に行ってみるといい。（朝倉哲也）
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