会戦級RTS「メディーバル2:トータルウォー」が4月5日に発売
セガは本日(2月7日),人気RTSシリーズ「Total War」の最新作「メディーバル2:トータルウォー 日本語版」を,2007年4月5日に発売すると発表した。4月5日に発売されるのは初回生産限定版で,価格8190円(税込)。この限定版には,メイキングDVDとサウンドトラックが同梱される。
さて,4Gamerの読者には説明が不要かもしれないが,「Total War」といえば,3D RTSの先駆けとして,また数千人規模の戦いを3D技術で再現するという,ストラテジーゲームのパイオニア的な存在として,不動の人気を誇るRTSシリーズ。 その最新作に当たるメディーバル2では,十字軍遠征から新大陸発見あたりまでの,11世紀後半から15世紀前半にかけての史実を背景としており,ゲームの舞台となる地域も,ヨーロッパ大陸はもちろんのこと,アフリカ大陸北部からインド北部,さらにアメリカ大陸までと,かなり広範囲がカバーされているのが特徴だ。 一人用のキャンペーンモードでは,戦略フェイズと合戦フェイズを交互に行っていくゲームシステムは踏襲しつつ,戦略部分がさらに深化されており,外交交渉,諜報,暗殺,政略結婚といった要素に加えて,新たに宗教の概念をゲームに取り込んでいる。当時の教皇庁を頂点にした秩序や政略といった要素を,かなり大胆に盛り込んでいるのは面白い試みだろう。 また本作の最大の売りである「合戦」パートは,元々迫力満点だった前作がさらにパワーアップ。ゲームエンジンには,一万体以上ものユニットを表示できると言われた「Rome: Total War」の改良版が採用されており,各ユニットのディテールが細かくなるだけではなく,キャラクターAIやアニメーションも大幅に強化されている。
いずれにせよ,完全に正統進化という印象を受ける本作。従来作のファンだという人は,迷わず買ってよい一本と言えそうだ。この作品を日本語で楽しめるというのは,プレイヤーからすると非常に嬉しい限りだろう。 ちなみに北米版は2006年11月に発売されており,すでに30万本以上を出荷しているとのこと。日本ではややマイナーではあるが,本作は,PCゲームを代表する一本と言っても過言ではない作品。Total Warシリーズをまだプレイしたことがないという人は,ぜひ購入を検討してみてほしい。当サイトの「こちら」では,英語版の体験版を紹介しているので,興味を持ったという人は,こちらも合わせてチェックしておくと良いだろう。
最新の技術を駆使して,壮大かつ圧倒的な迫力の会戦を描き出す「メディーバル2:トータルウォー」。ただその凄まじい映像は,要求するPCスペックの高さにつながる。本作のためにPCを買い直すかどうか,ヘビーゲーマーとしては,そこが悩ましいところといえるだろう。(TAITAI)
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