[TAIPEI 2007#03]反射神経と暗算能力を同時に鍛える脳トレ系? Tales Runnerの新コース「心算王」
エジプトをイメージした心算王の看板。イメージキャラクターでもある猫っぽい巨大な生き物はたぶん,ツタンカーメンのマスクをかぶったスフィンクス
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韓国Rhaon Entertainmentが開発を手がける「Tales Runner」(邦題 テイルズランナー)は,その名のとおり,「ジャックと豆の木」「雪女」など,誰もが知っている童話の世界を舞台とし,プレイヤーキャラクター達がゴールを目指して爆走するというオンラインカジュアルレースゲームだ。分かりやすく可愛らしい童話モチーフや,巨大な鮫やタコに後ろから追いかけられるといったユニークな演出が好評で,現在のところ韓国,日本,台湾で正式サービスされている。 台湾での運営はFunTown Worldが行っており,同社のブースでは新コース「心算王」(Math King)が紹介されていた。
Math Kingは一度に最大30名が参加できるコースで,レース中に「3+5+2=?」といった算数の問題が表示される。プレイヤーはキャラクターを操作しながらこの問題を暗算し,コース後半で正解と思う数字が書かれたトンネルを選んでくぐらねばならない。 計算が合っていれば,さらに難度の高い問題が出される次のコースへ進み,間違っていたり,制限時間内にトンネルまでたどりつけなかったりすれば,そこでリタイアとなってしまう。 一つのコースをクリアするたびに,出される問題は桁が増えたりして,当然難しくなってゆく。コース上には踏むとキャラクターが弾き跳ばされる床,天上からぶら下がったまさかりの刃,タイミングよくジャンプしなければ転んでしまうハードルが設置されているため,暗算しつつも操作の手は休められない,指も頭も駆使しなければゴールできないという,なかなかハードなコースに仕上がっているようだ。 すべての問題に正解し,なおかつ一番にゴールしたプレイヤーはご褒美として,中の見えない箱から一つだけ選んで入手できる。ただし,ハズレ箱も用意されていて,1位になったからといって必ずレアアイテムがもらえるわけではないようだ。なお,2位と3位のプレイヤーにはゲーム内通貨が贈られる。
左:障害物を避けながら走る,基本のレースゲーム部分は今までと同じだ 中央:計算問題はせいぜい小学生レベルの問題なのだが,抜きつ抜かれつ,障害物に注意しつつ暗算するのは意外に難しい 右:最後まで残れた1名だけが,プレゼント箱を選べる。ハズレ箱を引いてしまうと,2位と3位がもらえるゲーム内通貨より,価値の低いものに……
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シンプルな操作性と基本プレイ無料ゆえ,日本でもプレイヤー層は若いTales Runner。ここ台湾でもお子さまが必死に背伸びしてプレイしていた
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同社の広報担当Irene Huang氏によれば,この新コース,韓国ではすでに実装されているとのこと。台湾では今回のゲームショウが初公開であり,来週早々にもゲーム内に導入されるとのことだ。Tales Runnerの台湾でのアカウント数は約1万。プレイヤー層の中心が小学生,中学生となっているのは日本とあまり変わらない。また,Huangさんは「日本のTales Runnerはアップデートが他国より少し遅いようだ」と述べた。日本でこのMath Kingが遊べるのは,もう少し先のことになるかもしれない。(ライター:麻生ちはや)
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テイルズランナー |
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