[TAIPEI 2007#15]Taipei Game Showらしいブースとは? UserJoy Technologyブースミニレポート
UserJoy Technologyの出展作品「Angel Love Online」と「三国群英大富翁」については,それぞれ別の記事で詳しく触れているが,ここで,UserJoy Technologyブースそのものについて語っておきたい。ある意味ここが,最もポジティヴな方向でTaipei Game Showらしさを発揮していると思ったからだ。 ブースの作りをざっくり説明すると,UserJoy Technologyのそれは- Angel Love Onlineの展示スペース
- 試遊台を集めた「UJ熱血学園」スペース
- 物販スペース
- ステージ
から成っている。このうちステージでは,例によってコンパニオンのお姉さんのMCと共に,お菓子やノベルティグッズが観客に投げられている。Taipei Game Showではあちこちのブースで見られる光景だ。
古くからPCゲームを手がけてきただけあって,UserJoy Technologyの製品ラインナップは極めて広い。「幻想三国誌」や「絶代双橋」といった,代を重ねたシリーズ作品のパッケージがあり,その関連グッズも数多い。そうしたものをメーカー自ら販売するコーナーが,ブースの外縁部でコの字形に展開されている。
ここで特徴的なのは,攻略本とゲームパッケージのセットだ。台湾のゲーム攻略本は分厚いデータブックであって,これをメーカー自らゲーム本体と一緒に売るのは,マッチポンプな気がしないでもないのだが,例えばほかの物販専門ブースで630NT$(約2300円)で売られている作品が,攻略本付きで800NT$(約3000円)くらいだったりして,それなりにお買い得感はあるようだ。また,歴代作品をセットにしたものやら,フィギュア入りの限定パッケージやら,同じソフトでも実に多種多様のパッケージが取り揃えられている。 ぱっと見たところ20代,30代くらいの人が多いなど,学生/生徒の比率が高いビジネスデイの風景としてはいささか年齢層が高く,同社製パッケージソフトの愛好層の姿が垣間見える気もしたが,品定めする来場者は途絶えない様子だった。
Angel Love Onlineの展示スペースについては,別途記事があるので割愛するとして,Taipei Game Showで強いファンサービスの側面を体現するのが,試遊台を集めた「UJ熱血学園」である。学校の教室に似せて作られた,窓と黒板と机のスペースに,新作の三国群英大富翁や近作の「幻想三国誌3」などが試遊できるPCが30台程度設置され,時間を区切ってイベントなども行われている。黒板に書き出された時刻にステージ前に集合し,27位までの「模範生」にノベルティグッズが贈られるといったものだ。
この学園という設定に合わせて,ブースのコンパニオンはすべて赤いチェックのミニスカートと白いブラウス,黒いハイソックス姿をしており,来場者は試遊台のある教室内で彼女達からレクチャーを受けつつ,新作のプレイを学べるわけである。 とはいえ,窓側からよくよく見ていると,試遊台のPCで関係なさそうなblogサイトを見ているカップルがいるなど,全体の雰囲気はまったりしたもの。まあこれはこれで,ある意味教室というモチーフに似つかわしい風景でもある。
座って一休みしている人も,熱心に品定めしている人も,ステージの前にかぶりつく人も,それぞれに所を得ているのがTaipei Game Showにおけるメーカーブースである。ある種緊張感というか,商売っ気に欠けたところもあって心配になる場面もあるが,来場者と楽しみを分かち合うことができているようで,なんとなく好感が持てる。いや会場全体がもう少し広くて,通路も広ければいいなあとは,ずっと思っているのだが。(Guevarista)
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Angel Love Online |
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(C)2006-2007 UserJoy Technology Co., Ltd.
(C)2006-2007 Q Entertainment Inc. |
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幻想三国誌3 |
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