IGSブースで見かけたMMORPG「封神2 仙界傳」は,その名から分かるように「封神」というタイトルの続編で,封神は2002年から,封神2は2004年からサービスされている。よって,新作というわけではないのだが,4Gamerでは扱ったことがない作品なので簡単に紹介しておこう。
ぱっと見は「ラグナロクオンライン」に似た,2D仕様のゲームである。キャラクターの選べるクラスは,剣士,仙道,僧侶,謀士の4種類となっている。ファイター,キャスター,ヒーラーは分かりやすいのだが,「謀士」というのがちょっと変わった職業だ。その謀士は何をする職業なのかというと,陣形を操るのだという。 封神2の戦闘は,ターン制のシステムとなっている。戦闘の際に,陣形としてキャラクターを配置可能な位置に○印が付くのだが,謀士が陣形を操ると,○に陣の文字が出る場所がある。そこを利用すると攻撃力アップなどの恩恵を受けるのだという。ほかのゲームでは見られない特異なクラスである。
ペット,騎獣なども豊富で,ペットは戦闘時に巨大化させたりできるという。ペットにコマンドを与えて,自分が休んでいる間に仕事をさせるといったことも可能だ。 また本作は,中国の小説「封神演義」をもとにしており,神様を従えて旅に出られるという要素がある。さらに一定の条件を揃えると,自分自身が神となって,自分の分身を背後霊のように従えることもできる。この場合,自分自身とは別の服装にすることもできるそうだ。
イベントでレアペットがオークションに出されていたが,1万元で落札されていたようだ。ゲーム内のオークションが現金というので,少し驚いたのだが,運営側の出展に対してのみとのこと。モールの一環なのであろう。
ランキングシステムは,お金や勝ち数などでの順位を決める。面白いのは,ゲーム内に投票ボタンがあり,キャラクターの人気投票が行われている点だ。これは集計されて,上位だと乗り物などが贈られるとのこと。
見た目はいま一つ地味なのだが,台湾では50万の登録者数を誇るということで,それなりに人気を持ったゲームであるようだ。(aueki)
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