[GDC07#33]傭兵となって世界を股にかけ,さまざまミッションをこなすFPS「WARHOUND」
デモプレイと説明を行ってくれたPiotr Prokop氏。ちなみに,Techlandのあるポーランドからは,飛行機を乗り継いで20時間もかけて来たとのこと
|
ラリーシミュレーションの「Xpand Rally」,西部劇アクション「Call of Juarez」など,レースゲームからFPSまで同じエンジンで作ってしまう,ポーランドのゲームデベロッパTechland。その最新作「WARHOUND」が,GDCのエキスポ会場内で展示されていた。
本作の主人公(=プレイヤー)は,世界を股にかけて活躍する傭兵。企業や政治家などから依頼されるミッションをこなし,ナンバーワンの傭兵を目指していく。もちろん本作に使われているゲームエンジンは,同社が開発したChromeエンジンの最新バージョンだ。 最新のChromeエンジンは,あらゆるものに当たり判定が存在する。International Sales ManagerのPiotr Prokop氏が行ってくれたデモプレイでは,木や枝を撃ちまくり,木の葉が落ちてくる様子を見せてくれた。また,手榴弾を使ったときには,地面がえぐられ,爆風とともに大量の土砂が飛び散る様子が再現されていた。
本作にはスキルの概念があり,プレイを通じてキャラクターを成長させられる。スキルを上げることで,利用できる武器や乗り物の種類が増えたり,ハシゴを昇る速さなどが増したりする仕組みだ。やり方によっては,武器の扱いに長けた傭兵や,オートバイからヘリコプターまで,さまざまな乗り物を乗りこなす傭兵など,自分好みに育て上げられるわけだ。
また,ミッション終了後にもらえる報酬を元手に,新たな武器などを買えるショップがあるのだが,ここでは「情報」も購入できる。情報には,ミッションに登場する敵の人数が分かるものや,さらにその配置などを確認できる衛星写真などがあり,あらかじめ手に入れておくと有利に戦えるとのことだ。 ミッションは全部で30種類用意されているが,いきなりすべてのミッションを選べるわけではない。プレイヤーキャラクターには,傭兵としてのランクが設定されており,一定以上のランクにならないと受けられないミッションもある。
ライバル的な存在の傭兵もいて,簡単なミッションばかりをやっていると,ランクの高いミッションをライバルに奪われてしまうこともあるという。最終的な目標は,ランクが最も高い傭兵になることなので,ミッションの選択にも気を使う必要がありそうだ。 ちなみに一つのミッションは,45分から1時間ほどで終了する。同じミッションでも,プレイするたびに敵の配置が変わり,繰り返し遊んでも飽きないよう配慮されているようだ。
なお,4月か5月にはDirectX 10に対応するとのことなので,ここに掲載したスクリーンショットよりも,将来的にはさらにクオリティが高くなる模様。パブリッシャはまだ決まっていないが,2007年12月か2008年1月頃に発売される予定だ。(noguchi)
|
|
|