[韓国ゲーム事情#675]Ntreev softがFPS「Black Shot」を発表
Kimの韓国最新PCゲーム事情#675
「スカッとゴルフ パンヤ」のデベロッパ Ntreev softが,新作FPS「Black Shot」のパブリッシングを発表(2007/3/12)
Text by Kim Dong Wook特派員
オンラインゴルフゲーム「Pangya」(邦題 スカッとゴルフ パンヤ)のデベロッパ Ntreev softは3月9日,Vertigo Gamesが開発中のオンラインFPS「Black Shot」のパブリッシングを行うことを発表した。 その中で,本作の特徴の一部として以下の四つが紹介されている。
・パートナーシステム ・デスフラグモード ・自動クランマッチシステム ・バッグパック(Bag Pack)システム
パートナーシステムは,パートナーを組んだ人同士が,「パートナーカメラ」を通してお互いの戦闘画面を共有できるというもの。お互いの戦闘画面を見つつ,簡単なメッセージをやりとりできるため,これまでのオンラインFPSよりも戦術に重きを置いて戦えるとのことだ。 また,パートナー同士で治療し合えることも,パートナーを組むことのメリットといえる。本作では,ほかのプレイヤーとパートナーを組んで戦うスタイルが主流となるだろう。
デスフラグモードは,いわゆるチームデスマッチとCTF(Capture The Flag)をミックスした方式とのことだが,今のところ具体的な情報は公開されていない。
次の自動クランマッチシステムは,ほかのオンラインFPSに用意されているクランマッチシステムを発展させたもので,より簡単にクラン戦をプレイできるようになるという。 このシステムは,オンラインFPSにおけるコミュニティ機能の核であるクラン戦が,活発に行われることを狙ったものだ。
最後のバッグパックシステムは,プレイヤーキャラクターが,基本的な武器のほかに,さまざまなアイテムを装備できるシステムとのこと。
Vertigo GamesでBlack Shotのプロデューサーを務めるKim Byung Min氏は,開発にあたっての最大の目標として,FPSとして基本的かつ重要な,爽快なプレイ感覚を味わえるゲームにすることと,本作独自の各種システムを用意し,従来のオンラインFPSと差別化することを挙げている。
Vertigo Gamesは,Webzenで「MU」(邦題 ミュー 〜奇蹟の大地〜)の開発を行った元主要メンバーが設立した新興デベロッパ。 なお本作は,MMORPGでよく使われているGamebryoエンジンをベースとする,最初のFPSになるという。
韓国では,Black Shotの第一次クローズドβテストが3月中に行われる予定だ。
4Gamerでは,本作のプレイムービー2本を掲載している。戦いが展開する様子を,ぜひ確認してみよう。
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