ロシアの大手パブリッシャ/である1C Companyは現地時間3月22日,開発中のストラテジー「Theatre of War」を2007年4月19日に発売すると発表した。共同でゲームを開発しているBattlefront.comからのダウンロード販売および,メールオーダーによるパッケージ販売のみというスタイルで,ともに45ドル前後の販売価格が予定されている。 Theatre of Warは第二次世界大戦の欧州戦線を舞台にしたRTSで,プレイヤーは数百種類にもおよぶユニットを操作し,五つの勢力(英米連合軍,ソ連軍,ドイツ軍,フランス軍,そしてポーランド軍)にそれぞれ用意されたキャンペーンに挑むことになる。特徴的なのは膨大な資料を元にした細部に対するこだわりで,ドイツ二号戦車の型番までも識別できるほど描き込まれたユニットが戦場を駆け回る。爆撃機が投下する爆弾のディテールまでそれぞれの種類で異なっているのだ。 彼我のユニットが2q以内に接近すると,“リアルタイムコンバットシミュレーション”と名付けられた戦闘シーンに突入する。ここでは,飛んでくる砲弾が見えるほどユニットに肉薄した戦闘を指揮でき,部隊単位の大規模な戦略だけでなく小隊単位の息詰まる戦術も楽しめるのだ。 現在「Company of Heroes」がリードしている第二次世界大戦モノRTSだが,このTheatre of Warがそこへどのようなインパクトを与えるか興味深い。ゲームについての詳細はBattlefront.comの公式サイトを参照してほしい。(松本隆一)
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