韓国のパブリッシャ,Freechalがサービスを予定している「2War Online: The Second World War」(以下 2War)のプレイムービーを,4Gamerに掲載した。 このところMMORPGからアクション,カジュアル方面へのシフトが目立つ韓国ゲーム業界だが,この2Warは第二次世界大戦をテーマにしたオンラインFPS。最大参加人数16人vs.16人での戦闘が可能で,将来的には敵味方50人ずつといった大規模戦も可能にするとのことだ。プレイヤーは,アメリカとソ連からなる連合軍,もしくはドイツとイタリアからなる枢軸国の一兵士として,銃弾怒号飛び交う戦場に臨むことになる。
舞台となるのは,スターリングラード,オマハビーチ,ディエップなどよく知られた戦場で,それぞれのマップには,“エピソード”1〜3と呼ばれる難度レベルが付けられている。エピソード1はもちろんビギナー向けでオープンスペースが中心,中級者向けのエピソード2は市街戦など複雑な戦略が必要になるマップ。そしてムービーには出てこないが,エピソード3は太平洋の戦いをベースとしたハイレベルなものになる予定だ。 複数のプレイヤーで構成される部隊には分隊,小隊,中隊,そして大隊というレベルがあり,部隊が戦闘に勝利して経験を積むごとに上のレベルに進級する。戦功に応じて勲章などが贈られるが,特徴的なのは戦績がふるわないと下のレベルの部隊に降格してしまうことだ。 「勝利と敗北に対する明確な報賞とペナルティ」が2War独特のシステムとして挙げられており,敗北した部隊がサーバーから強制退場させられたり,部隊マークの使用制限,一定期間の敗北マークの表示などが行われるという,なかなか厳しい内容になっている。 部隊の成長とエピソードの関係(例えば,エピソード2は中隊以上しか参加できないといったこと)はまだ決まっていない。 ゲームモードとしては,デスマッチ,チームデスマッチ,そして攻城戦とそれらの混合型などが予定されているが,珍しいのは,映画「プライベート・ライアン」や「バンド・オブ・ブラザース」の設定や雰囲気を味わえるという,“テーマ戦”が実装が予定されているところだろう。詳細は分からないが,ツボにはまれば面白そうだ。 ムービーを見る限り,航空機や戦車は登場せず,歩兵同士の撃ち合いがメインとなる。狙撃ライフル,短機関銃,ピストルなど一通りの兵器は揃っているようで,アイアンサイトやメリーアタックなども可能だ。
正直なところグラフィックスはいささか古い感じがするが,それだけに必要とされるPCスペックも低め。カジュアル層を積極的に取り込むことを基本方針としているため,グラフィックスは抑えたということだろう。韓国内で正式サービス開始日などは決まっておらず,またゲーム内容に関しても今のところ流動的だ。とはいえ,日本でのサービスに関して現在パートナー企業を探しているとのことでもあるので,追加情報が入り次第,お伝えしていこう。(松本隆一)
→ムービーのダウンロードは「こちら」(3分45秒:DivX) ダウンロード詳細:29.3MB(30,815,309バイト) ムービーの再生には,DivX codecが必要となります
|