1年半の沈黙を破って復活! MMORPG「DROIYAN」先行プレイレポート
4月27日,エムゲームジャパンはSF MMORPG「DROIYAN」(ドロイヤン)のティザーサイトを公開し,クローズドβテストの実施日程などを発表した。4Gamerでは,直近に開始されるクローズドβテスターの募集に先駆けて,短い時間ながらも実際に本作をプレイする機会を得たので,そのレポートをお届けしよう。なお,今回使用したクライアントは,クローズドβテスト前の段階のもの。スクリーンショットにも,いくつか文字化けなどが見られるが,テスト開始時には解消されているはずなので,ご安心を。
■宇宙を舞台とした壮大な背景を持つMMORPG
DROIYANは,クォータビューの2Dグラフィックスと,マウスの左クリックで移動/攻撃という操作系統(いわゆる“Diabloタイプ”)を採用したMMORPGである。 本作の舞台となるのは,ルーンケネス恒星系の,とある惑星。あるとき突然,太陽風の爆発が起こり,惑星は大きな打撃を受けてしまう。そんな状況の中,力のある者は新天地へと旅立っていったが,プレイヤーを含めた多くの人類は故郷の惑星に残り,生存を懸けて戦っているという設定だ。
プレイヤーキャラクターとして選べる職業は,以下の4通り。それぞれ男女が選択できる。
●ナックル・クロー 一回あたりの攻撃力は低いものの,高い体力を誇り,近接状態での長期戦が可能。また複数の敵との同時戦闘を得意とする。
●サイオニック 多彩なサイオニック(いわゆる魔法)を駆使して戦う。遠距離サイオニック攻撃を利用して,自分よりレベルの高いモンスターを狩ることもできる。
●ソード 高い攻撃力を誇り,とくに1対1の戦闘において能力を発揮する。派手なアクションが多いため,プレイヤーの人気が高い。
●ライフル 実弾兵器やビーム兵器などの銃器類を使用した遠距離攻撃を得意とする。スキルおよびサイオニック能力に長けており,短時間で多くのモンスターを倒すことができる。
●上段左:ナックル・クローの女性キャラ。男性キャラに比べ体型がスマートなぶん,武器の無骨さが目立つ ●上段右:サイオニックの男性キャラ。近未来的な装備だが,マジックユーザーのためか武器は杖型である ●下段左:ソードの男性キャラ。画面下部中央のアイコン内に表示されている数字がゼロになると,攻撃できなくなる ●下段右:ライフルの男性キャラ。案外,射程距離が短いため,独特の間合いをつかむ必要がある
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なお,プレイ開始当初のプレイヤーキャラクターは,武器こそ与えられているものの防具は一切持っておらず,下着のみの姿である。各種防具を入手するまでは裸同然の格好で武器を振り回したり,NPCと真面目な会話をしたりと,相当にシュールな展開となることを覚悟しておこう。また,初期段階では所持金もないため,防具を入手するためにはモンスターからのドロップを狙うしかない。 参考までに書いておくと,筆者がプレイしたときには,最初に入手した防具がヘルメット,次に靴という順番だった。下着姿でヘルメットと靴を着用し,剣を振り回すキャラクターが,もし現実に目の前に現れたら……。
●上段左:ゲーム開始当初は,下着姿に剣のみという姿。クローズドβテスト初日は,こんなメロリンQ的な姿のキャラが随所で見られるはずだ ●上段右:モンスターが最初にドロップした装備はヘルメットだった。黒のビキニパンツにヘルメット姿で,剣を振り回していたら,現実世界では確実に通報されるだろう ●下段左:ヘルメットの次は靴を入手。アイテムドロップのルーチンに何か作為的なものを感じるのは筆者だけだろうか? ああ,せめてズボンが欲しい ●下段右:女性キャラの場合,ゲーム開始当初は黒ビキニの上下となる。アクション映画のヒロインか,それとも……?
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■ギルド戦などを本格的に楽しめるようになるのはレベル30から
DROIYANの操作系統は上記の通り,Diabloタイプである。戦闘は,スキルを習得するまでひたすらマウスをクリック,習得後はマウスクリックに加えて適宜キーをポチポチ押すという,いわゆるクリックゲームだ。同タイプのゲームを遊んだ経験のある人はもちろんのこと,未経験の人でも,すぐになじむことができるとっつきやすいMMORPGといえるだろう。
ここで肝心のプレイ感について触れておきたいところだが,今回のテストプレイ時には,調整中および未実装の要素が多く,詳しく言及できないことをお断りしておく。レベル100のキャラクターも用意してもらっていたのだが,適正レベルのモンスターやエリアボスとの戦闘は体験できず,ウリの一つとなっている「スピード感のあるシューティングゲームのような臨場感」を試すことはできなかった。
また,ギルドの創設や「テリトリーデュエルシステム」(ギルド戦)などが楽しめるようになるのは,レベル30以降とのことである。確認したところ,今回のテストプレイの時点では,レベル30に到達するまでに少なくとも数日間腰を据えてプレイする必要があったそうだ。このあたりのキャラクターの成長率やアイテムのドロップ率などを含めた難度は,前回行われたクローズドβテストから得られたテスターの意見をもとに調整中とのことで,今後大きく変わる可能性があると,現時点ではお伝えしておこう。
モンスターは,もともとルーンケネス恒星系に存在していた種族のほか,環境破壊の影響によって誕生したものや性質が変化したものがいる。その他,システムエラーを起こして人間を襲うようになったロボット達もいる
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最後に,やはりDROIYANについて気になるのは,なぜ今まで展開が凍結されており,1年半以上も経ってクローズドβテストを再開するのかという理由だ。本作のディレクターを務めるエムゲームジャパン 第一事業部 リーダー 島田直樹氏によれば,「2005年10月に行ったクローズドβテスト当時は,本作のポテンシャルと市場のニーズがマッチしておらず,ユーザーが満足できるサービスを展開できるかどうか不安があった」とのことである。 ならば,今なら大丈夫なのかという質問に関しては,まず「1年以上もサービス開始を待ち続けてくれている方が,少なからずいらっしゃるのも再開の大きな理由」と前置きをしたうえで,「2006年秋にサービスを開始した『LOST ONLINE』に対するプレイヤーの反響から,システム的に多少古くともツボを押さえた内容であれば十分にヒットする可能性はあるという手応えを感じた」「新規プレイヤーにも分かりやすい内容であり,また要求スペックも低いため古いPCやノートPCでもプレイ可能で,非常にハードルが低く,間口の広いタイトルになっているのではないか」と回答していた。
また今後の方針について,島田氏は「韓国で長年サービスを続けているタイトルなので,日本でも安定したクオリティの高いサービスを提供していきたい」「プレイヤーの意見を全面的に反映させていきたい」と非常に前向きな姿勢を見せていた。なお,先日オープンしたティザーサイトに掲げられた新タイトルロゴ同様,今後は一新されたイメージイラストやキャラクターボイスなどが随時公開されていくそうである。 本作に興味のある人は,5月9日から開始されるクローズドβテスター募集への応募をお忘れなく。(ライター:大陸新秩序)
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