Windows XP用公式βドライバ「ForceWare 162.18」が公開に
NVIDIAは,同社の運営するゲーマー向け情報&コミュニティサイト「nZone」で,「Windows XP」用のβ版グラフィックスドライバ「ForceWare 162.18 Beta」を公開した。GeForce FX〜8シリーズに対応した最新β版は,以下に示した同社の日本語ダウンロードページから入手可能だ。
→Windows XP用 ForceWare 162.18 Beta(68MB)
さてこのドライバだが,英文リリースノート(※クリックするとPDFファイルのダウンロードが始まります)を見比べてみた限り,2007年6月27日の記事でお伝えした公式β版「ForceWare 162.15 Beta」からそう大きく変わっていない。変更内容は,下に挙げる2点しかないようだ。
●ForceWare 162.18 Betaで解決した問題(Windows XP)- 「GeForce 8600 GTS」および「GeForce 8500 GT」搭載環境で,「The Legend of Mir 2」と「My」(※Myの詳細は不明)をホットキーで切り替えると,画面がブラックアウトしてシステムの再起動が必要になる問題
●ForceWare 162.18 Betaで未解決の問題(Windows XP)- GeForceシリーズを搭載したHDCPサポートのグラフィックスカードをDell製の30インチディスプレイと接続すると,1280×800ドットより上のディスプレイ解像度を設定できない
nZoneで告知される公式β版は最新ゲームに対応したゲーマー向けバージョンとされているものの,わずか0.03のアップデートとなる今回のバージョンにそこまでの価値があるとはさすがに言えない。ForceWare 162.15 Betaを導入していない人で,最近のゲームをプレイしたときに何らかの問題を抱えた人であれば,自己責任で導入する価値は相応にあるかもしれないが,導入済みなら見送りが正解ではなかろうか。
どちらかといえば未解決の問題として新たに追加されたものがクリティカルなので,今回に関しては「Dellの30インチディスプレイを利用したときの問題がNVIDIAのドライバチームによって認識されたことの告知」くらいに捉えておくのが正解のような気もする。(佐々山薫郁)
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