KINGSOFTのブースで,少し大きめのモニターを1台だけ使って,現在開発中のMMORPG「鉄血三国志」のプロモーションムービーが上映されていた。このプロモーションムービーを4GamerにUpしたので,簡単なゲーム紹介と併せてお届けしよう
本作は「三国志演義」をモチーフにした作品で,すでに5年ほど前から開発が続けられている。元は,台湾のデベロッパであるWayi International Digital Entertainmentによって開発されていたが,Wayiは現在KINGSOFTによって買収されており,2007年中のクローズドβテスト実施を目標に開発が進められている。
ゲームの主軸となるのは,魏・呉・蜀の三国いずれかに所属してのRvRで(まぁ中国のMMORPGはこの特徴ばかりだが……),「桃園の誓い」のような歴史的なイベントなども発生する。また,本作はUnreal Engine 2を採用しており,100人規模の対人戦が可能であるとのこと。職業(というか属性)は,シンプルに「標準型」「猛将型」「智謀型」の3種類のみで,このほかに男女の性別が選択できる。
本作では,国のために戦うということを重視しており,戦闘結果に応じてキャラクターの官位が上がっていく。ムービーに見られるように,太子慈,陸遜,張飛といった有名武将が登場し,特定のクエストや条件を達成することで,プレイヤーがこれらの有名武将を演じられるようになるとのことだ。オンラインゲームでありながら,自分が関羽や趙雲の役を演じられるというのは,本作ならではだろう。
また,本作の特徴的なシステムの一つとして,武器育成システムが挙げられる。言葉だけ聞くとほかのMMORPGにもよくある話だが,本作では文字通り武器が“育つ”のだという。武器は宝石を与えることで成長し,最初は小さかった武器がだんだん大きくなり,最後はキャラクター自身よりも大きくなるのだ。なんともワイルド。 もちろん,生産スキルも抜かりなく用意されているとのこと。ムービーでは,コミカルな仕草で饅頭や壺を作っているシーンが見られるので,これはなかなか楽しそうな生産になりそうだと思って聞いてみたところ,残念ながらこれはNPCで,実際の生産シーンとは異なるとのことだった。
本作のサービスは,中国および東南アジアで行われる予定で,日本と韓国でのサービスも視野に入れているとのこと。まだまだ不明な点が多く,全貌が掴みづらい本作だが,できるだけ早い完成を楽しみに待つと共に,日本でのサービスに期待したい。(ginger)
■プロモーションムービーのダウンロードは「こちら」(5分17秒:WMV9) ダウンロード詳細:117 MB (122,961,558 バイト)
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