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Intel，ノートPC向けの“Extreme”CPUとFSB 1333MHzのデスクトップ用CPUなど計6製品を発表
「Core 2 Duo」の発表から約1年。Intelの日本法人であるインテルは，Core 2ファミリー発表1周年を記念する製品として，ノートPC向けとして初めて“Extreme”の名を冠した「Core 2 Extreme X7800/2.60GHz」と，新しいデスクトップPC向けデュアル＆クアッドコアCPU 5製品を発表した。
Core 2 Extreme X7800は，FSBクロック800MHz（ベースクロック200MHz）で動作するデュアルコアCPUで，L2キャッシュ容量は4MB。基本的な仕様は従来の最上位モデル「Core 2 Duo T7700/2.40GHz」の“一つ上”になるが，デスクトップ向けのExtremeモデルと同じく倍率固定（Bus Ratio Locks）が解除され，ノートPC側の設計によっては，ベースクロックと倍率の変更によるオーバークロックに挑戦できるようになっているのが最大の特徴だ。
1000個ロット時の単価は10万6320円（※想定売価ではなく，店頭価格は基本的にこれよりも高くなる点に注意。以下同）。なおインテルは，Core 2 Extreme X7800の発表に合わせて，2008年のノートPC向けクアッドコアCPU投入も予告している。
さて，新しいデスクトップCPUは以下に挙げる5製品となる。基本的なスペックは既存のCore 2 Quad E6000番台もしくはCore 2 Duo E6000番台を踏襲するが，5製品中4製品でFSBクロック1333MHz（ベースクロック333MHz）を達成。最上位モデルでは実クロック3GHzの大台に到達した。- Core 2 Extreme QX6850/3GHz：倍率固定なし，FSB 1333MHz，クアッドコア，L2キャッシュ容量4MB×2，1000個ロット時の単価12万4810円）
- Core 2 Quad Q6700/2.66MHz：FSB 1066MHz，クアッドコア，L2キャッシュ容量4MB×2，1000個ロット時の単価6万6220円）
- Core 2 Duo E6850/3GHz：FSB 1333MHz，デュアルコア，L2キャッシュ容量4MB，1000個ロット時の単価3万3230円）
- Core 2 Duo E6750/2.66GHz：FSB 1333MHz，デュアルコア，L2キャッシュ容量4MB，1000個ロット時の単価2万2860円）
- Core 2 Duo E6550/2.33GHz：FSB 1333MHz，デュアルコア，L2キャッシュ容量4MB，1000個ロット時の単価2万360円）
FSB 1333MHzをサポートするチップセットはIntel 3 SeriesやnForce 680i SLI（※LTも含む）などに限られるため，その点はハードルが少々高めとなるが，1000個ロット時の価格で見たときに3GHz動作のデュアルコアCPUが3万円台前半，2.66GHzなら2万円台前半というのは，なかなか魅力的。これから新しくPCを組むのであれば，近々登場すると思われるこれら新CPUの存在を憶えておくといいだろう。
なお，秋葉原などショップ筋の話を総合すると，新しいデスクトップCPUは，次の週末にも店頭へ並ぶ予定とのことだ。（佐々山薫郁）
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