これがブラウザで遊べるのだろうか？
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ここだけの話，“アイディ”と呼ぶべきか“イド”と呼ぶのべきなのかいまだ分からない（アメリカでは両方の呼び名を聞く）id Softwareが開催するイベント「Quake Con 2007」。大規模LANパーティあり，超豪華賞品の当たるスペシャルイベントあり，高額賞金のオンライン対戦大会ありという，ゲーマー至福の3日間である。アメリカ人はうらやましい。
そんなQuake Conで行われたキーノートスピーチで同社のCEO，Todd Hollenshead氏が語ったのが新作「Quake Zero」だ。まあ，ほかにもいろいろ語っているのだが，なんとなく気になるのが，それがかつて「オンラインマルチプレイといえばこれ！」というぐらいの人気を誇った「Quake III Arena」をWebベースに移したゲームであるということ。Webブラウザでプレイできて，しかも無料。これはなかなか聞き捨てならない。Quake Conのキーノートでは，同社のテクニカルディレクターであるJohn Carmack（ジョン・カーマック）氏もQuake Zeroに言及し，現在20〜30名のスタッフが開発に当たっているとしている。
開発/運営費用などはすべて広告によって賄われる予定であり，カーマック氏は，「これは実験であり（ゲーム内広告などを含めて）うまくいくかいかないかは分からないが，私自身はこれによって数百万人のQuakeプレイヤーが誕生すると信じている」となかなかポジティブシンキング。とはいえ，公開されたら個人的にほぼ間違いなく遊ぶので，カーマック氏の見込みも楽観的すぎるとはいえないだろう。
秘密主義の同社のこと，今のところそれ以上の情報はないようだが，例えばゲーム内のヘルスパックに○プシコーラと書いてあったり，ゲーム前の準備体操が○リーのブートキャンプだったら，それもまた面白いかなあと思うのは筆者だけではないだろう。ないよね。（松本隆一）
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