グラフィックスだけじゃない,「ロスト プラネット」のアップデートパッチ
カプコンが,「ロスト プラネット エクストリーム コンディション」の,DirectX 10でのグラフィックスを向上させるパッチを8月17日にリリースするというのは,別記事でお知らせしたとおりだ。毛がよりフサフサしたり,残像の残り具合がリアルになったり,まるで実物を撮影したようなグラフィックスになったりと,至れり尽くせりである。うーん,最新技術だなあ。 だが,今回のパッチはそうしたグラフィックス面の強化だけでなく,我々,アマチュア筋にも分かりやすい,というか嬉しいアップデートも行われる。なにしろ今回のパッチでは,4種類のマルチプレイ対戦マップと,いくつかの機能追加があるのだ。というわけで,以下,ざっとその内容を見ていこう。
追加される4種類のオンラインバトル用マップ
■アイスブリンク
EDN-3rdの最北端に位置する氷河のフィールド。高低差のきついマップで,クレバス(氷の割れ目)の存在をうまく活用した戦いを要求される。下層のエリアでは,氷柱のせいで通路が非常に入り組んでおり,マップに習熟しなければ勝ちは望めないだろう。
■激戦区
激しい戦闘の末に廃墟となってしまった街を舞台としたマップ。要するに市街戦なわけで,至近距離の戦闘や出会い頭の撃ち合いが頻発することになりそうだ。瓦礫のため,行けそうなところへ簡単に行けなかったり,逆に破壊された部分からショートカットしたりと,市街戦特有の息詰まる戦いが楽しめるはず。
■ルーイン
密林の奥深く眠る遺跡を戦場とするマップ。中央を流れる川が曲者で,両岸からの牽制攻撃,水中戦闘,遺跡内での近接戦など,オンラインステージ中,最もさまざまなシチュエーションが楽しめるマップとされている。リアルな水面の表現にも注目だろう。
■ロストテクノロジー
写真を見ればすぐに分かるが,なんちゅうか,非常に個性的なマップ。今よりはるかにドットが粗かった時代のゲーム画面をイメージして作られたもので,そういわれればそんな気もしてくるが,マップとしてはかえって難しそうな雰囲気もする。ともあれ,最新のテクノロジーで描かれるレトロな雰囲気を楽しもう。
そのほかの追加機能
機能の追加としては,簡易チャットが挙げられる。これは,ファンクションキーの1から4(もしくはコントローラのスタートボタン+左スティックの上下左右)にバインドされた定型文の送受信機能で,ロビー,通信対戦,そしてリザルトのそれぞれの状況に応じて違う言葉が用意されている。例えば,F1キーはロビーでは「行こう」だが,通信対戦中は「ありがとう」といった具合だ。慌ただしい戦闘中にはかなり役立ってくれるだろう。 また,オンラインセッションを作成するときに接続タイプを選べたり,隠しコマンド(Easyモードのみ)をキーボードから打ち込めるなど,あれやこれやの細かな改善も施されている。 スタッフロールが表示されているとき“LOSTPLANET”と打ち込むことでミニゲームが遊べるのは,パッチを導入したら試さずにはいられないはずだ。 というわけで,DirectX 10の能力を使いまくったグラフィックスもいいけど,こうしたプレイアビリティの改善や追加マップといった盛りだくさんの内容を持った新パッチ。プレイヤーなら8月17日の公開をお忘れなく。(松本隆一)
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ロスト プラネット エクストリーム コンディション |
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