Kimの韓国最新PCゲーム事情#766
FPS「STING」で北朝鮮軍キャラクターイラスト公開(2007/8/15)
Text by Kim Dong Wook特派員
STINGは,クーデターによる金正日失踪後の世界で韓国と北朝鮮が共同作戦を行うという設定のFPSだ
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8月13日,YNK Koreaは,YNK Gamesが開発中であるFPS「STING」のキャラクターイラストを公開した。
2007年1月に同社の新作発表会で公開されて以来,久々の公開となったSTINGのキャラクターイラストは,計4枚だ。同ゲームのストーリーに沿って,韓国軍と北朝鮮軍が共同で秘密作戦を遂行する姿が見られる。渦巻く赤い背景は,朝鮮半島をめぐる複雑な東北アジアの情勢を表現しているようだ。 STINGは,7月に社内でαテストを行っており,今後社内2次αテストを経て,秋頃にクローズドβテストの日程を確定する計画だ。今年の冬頃のオープンβテストを目標に開発中である。 STINGは,FPSとして評価の高い「Half-Life 2」などで使われたValveのSource Engineの導入,朝鮮半島をめぐる大国間の緊張といった実在する背景に基づいたストーリーなどで,発表当時から注目を浴びてきた。 YNK KOREAのChoi Jung Hoonゲーム事業本部長は,「8月末に開催される第2次韓国・北朝鮮首脳会談に合わせて,現実の国際問題を背景にしたFPSであるSTINGに対するプレイヤーの疑問点を少しでも解消するためにキャラクターイラストを先に公開した」のだという。また,「正統FPSを基盤としているものの,STINGは,既存のFPSとは明確な差別性を持っていくだろう」とコメントしている。
韓国軍(左)と北朝鮮軍(右)
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