EAスポーツのアメフトゲーム最新版「Madden NFL 08」のスクリーンショット48点を掲載
世界で最も売れているスポーツゲーム,それがMadden NFLシリーズだ。PC版だけでなくプレイステーション2/3,Xbox360,Wii,さらにはニンテンドーDSでも発売されているなど,思いつく限りのプラットフォームでプレイできる,まさにビッグタイトルである。 とはいえ,日本ではアメリカンフットボールの人気が低いためか(仮にも日本はア
メリカンフットボールのワールドカップ第1回および2回の優勝国なのだが……),プ
レイステーション2/3とXbox360にのみ日本語版が用意されるに留まるものの,ゲーム
自体の完成度は高い。アメリカンフットボールというスポーツは実に戦略性が高く,実際にフィールドに出る人でなくても,ゲームは十二分に楽しめる。 そうしたMadden NFLシリーズの最新作「Madden NFL 08」は,8月14日にアメリカで発売された。そのPC版を個人的に入手したので,簡単に見どころを整理してみたい。
PC版のゲームシステムは例年,コンシューマ機の前年版のものがベースになっている。「08」に関しても,「07」コンシューマ機版で導入されたレシーバー・リードブロッカーコントロールが,PC版としては初めて導入されている。ちなみにレシーバー・リードブロッカーコントロールとは,プレイの起点になるクォーターバックを操作するのではなく,ラン/パスそれぞれのプレイで重要だが注目度の低いリードブロッカー(ボールキャリアーのルートをこじ開ける役目)やワイドレシーバー(WR)のポジション取りを操作する機能のことである。
このように,基本的にはコンシューマ機版「07」のシステムをベースにしているものの,それにはなかった機能も追加されている。例えばフィールド内の選手の特徴,QBであれば「キャノンアーム」(ロングパスを得意とする)か「スクランブラー」(自分でボールを持ってランプレイを行うことも多い)か,ランニングバックなら「パワータイプ」(タックルに耐えて前進できるタイプ)か「スピードタイプ」(速度でディフェンスをかわす)かを確認できる機能がそれだ。 さらに,プレイ中の各選手のコントロール方法を訓練する「スキルドリル」ステージなど,コンシューマ版の「08」が持つ新機能も搭載されており,ようやくコンシューマ版にシステムが追いついたといえる。
またPC版と,インターネット接続機能を持ったコンシューマ機のバージョンでは,その年の選手の状態(成績や,ケガによる長期離脱の有無など)を随時更新して,最新の選手データでプレイできる。発売時点では6月中旬における選手の契約状況をベースに選手データが作成されているため,多数の選手(とくにフリーエージェント選手)が宙に浮いており,まだチームが固まった状態ではない。今年は日本人初のNFL選手の誕生も期待されているタイミングなのだが,データ自体はNFLヨーロッパ所属選手扱いで登録されているようだ。もしかしたら,開幕後は実際にチームに所属した日本人選手を操作できるようになるかもしれないわけで,現実におけるNFLの日程に沿ったアップデートが待たれる。
日本ではなじみの薄いアメリカンフットボールのゲームではあるものの,迫力あるプレイと戦略性の一端を,スクリーンショットから確認してもらえればと思う。(ライター:田村眞治)
■「Madden NFL 08」のSS集は「こちら」
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MADDEN NFL 08 |
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