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[GC 2007#020]期待の「Call of Duty 4」発売は11月5日に正式決定
2007/08/24 13:56
GC2007会場のActivisionブースで正式な発売日の決定を発表するInfinity WardのPreston Glenn氏。久々にPCゲームシーンに帰ってきたCall of Duty 4の健闘なるか!?
 「Call of Duty 4: Modern Warfare」は,競争の激しいミリタリー系FPSにおいても,その臨場感の高さで依然として気を吐くシリーズの最新作だ。GC 2007会場の特設シアターでは,長い行列にも関わらず,展示されていたのが,これまでに発表されたムービーを繋ぎ合わせたものにすぎなかったのは正直ちょっともの足りないところ。
 しかし,プレス向けイベントで壇上に上がった開発元Infinity Wardのデザイナー,Preston Glenn(プレストン・グレン)氏によって,北米での発売が11月5日に決定したことが正式に発表された。ヨーロッパ市場でも,同月中に順次リリースされていく予定だという。日本での正式リリースは今のところ決まっていない様子だが,日本でも知名度のあるFPSであるため,大いに期待してよいはずだ。

 Call of Duty 4は,PC版がリリースされなかった前作(Infinity Wardの手から離れて制作されたためか)とは異なり,開発者自らがPCを第一に考えゲーム性を練り込んでいる。
 プレイヤーが操るのは,アメリカ海兵隊の第一武装偵察部隊Force Reconや「Gスコードロン」としても知られるイギリス第22SAS連隊の隊員など,これまで同様キャンペーンごとに分かれた複数の主人公達だ。
 ストーリーは,世界各地のテロリストと手を組んだロシア国粋主義者と対峙するという内容になっており,第二次世界大戦が舞台だったこれまでのシリーズとは一線を画したものになっている。
 当然ながら,Call of Duty 4では破壊力の凄まじい現代兵器が多数利用できる。映画「トランスフォーマー」で何度も登場したAC-130ガンシップで,タンカー船を破壊するムービーシーンなどの迫力は,シリーズ特有,いや,これまで以上の仕上がりといってもよいだろう。
 マルチプレイヤーモードは,Call of Duty 3のXbox 360版を踏襲しているともいえるが,今回からは「Battlefield 1942」「Enemy Territory: Quake Wars」を掛け合わせたような趣向となり,プレイヤーが,半恒久的に使用するキャラクターにはクラスの概念が与えられ,オンラインゲームの勝敗によりランクを上げていくことで,総計20種ほどのパークス(Perks)という特殊技能を装備できるようになっていくとのことだ。このパークスには,銃器のセカンダリとしてグレネードランチャーを所有するとか,敵レーダーに居場所を悟られないようなジャマーの装備といったものがある。

 E3 Media and Business Summit 2007でも発表されたように,Xbox 360版のβテストもそろそろ開始される。今年は「Medal of Honor: Airborne」などのライバルが多いが,久々にPCゲームシーンに帰ってきたCall of Duty 4の健闘に期待したいところだ。(ライター:奥谷海人)

画像はXbox 360版です





Call of Duty 4: Modern Warfare
■開発元:Infinity Ward
■発売元:Activision
■発売日:2007/11/05
■価格:未定
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2007.08/20070824135615detail.html