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[GC 2007#043]いよいよ発売日決定! 時間を操るFPS「TimeShift」をおさらいしよう
2007/08/24 21:06
 ATARIブースで「World in Conflict」などと共に,大きく展示されていた「TimeShift」は,時間を操る力を持った主人公が活躍するFPSである。この力を駆使することで,普通では避けきれないような数の弾丸の雨をかいくぐったり,敵の武器を奪い取ったりと,これまでにないゲームプレイが体験できそうだとして期待されている作品だ。

 このTimeShift,実は今から一年半以上前の2006年1月にデモがリリースされている。その年の春には,E3 2006に出展され,発売日もそろそろ決まるかな? という雰囲気だったのだが,その数か月後にVivendi Gamesはリリース時期を2007年まで延ばすと発表。以降,しばらくは情報が届かない時期が続いた。このとき一部のファンは「発売日が未来にタイムシフトした!」などと言っていたとかいないとか。
 しかし,また最近になってニュースが届き始め,今月に入って発売日が10月30日に決まったとのアナウンスが! それもあって,今度は大丈夫とばかりに,今回のGCではスペースを大きくとり,プレイアブルな試遊台を多数用意して観客にアピールしていた。



Vivendi Gamesの品質管理部門リーダー Jeff Montoray氏
 Vivendi Gamesの品質管理部門リーダー Jeff Montoray氏によれば,一度デモをリリースしたTimeShiftが,大幅に発売を遅らせることになった理由は,主にマルチプレイ部分を強化する必要があったからで,その甲斐があって,本作のマルチプレイは非常にリッチなものになったという。
 展示されていたバージョンからも,かなり多彩なゲームモードを持っていることがうかがえた。実際に話を聞いてみると,デスマッチ,チームデスマッチといった基本的なモードのほか,武器がロケットランチャーやスナイパーライフルに限定されるモード,誰か一人だけものすごく防御力が高くなるSteelskinモード,ヘッドショット一発で死んでしまうほどバランスがシビアになるモード,敵を倒すことで自分の体力が回復するバンパイアモードなど,ユニークなモードが数多く用意されているとのこと。

 次に聞いたのは,このゲームの目玉でもある“時間を操れる”点について。この能力はシングルプレイ時とマルチプレイ時では違ったものになるという。シングルプレイ時は,プレイヤーは自分以外の世界のすべての時間を操作できる。ただし時間を止めたり遅らせたりするにはエネルギーゲージを消費する(このゲージは時間と共に回復する)。回復のペースは思ったより早いようだったので,比較的頻繁にこの能力を使って攻略していくというゲームプレイになりそうだと感じた。



 マルチプレイにおける時間操作能力は,シングルプレイのものよりも限定的になる。各プレイヤーは“時間操作手榴弾”のようなもの(タイムボム)を使用でき,これで一定範囲の時間の流れを遅くしたり,あるいは止めたりできる。ただし,マップ全体/他プレイヤー全員の時間を止めるようなことはやはりできないようだ。
 マルチプレイ用のインタフェースにもタイムゲージの表示があり,タイムボムはこれを消費して使用する。より強力な効果を持つものほど,例えばディレイよりもタイムストップのほうが,エネルギー消費量は多い。これをどのように使っていくかが,勝敗を分けるカギとなりそうだ。

 曲折を経てようやく我々の手元に届けられることになったTimeShift。一風変わったプレイ感覚を求めているFPSファンは要チェックだ。(ライター:星原昭典)






TimeShift
■開発元:Saber Interactive
■発売元:Sierra Entertainment
■発売日:2007/10/30
■価格:49.99ドル
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2007.08/20070824210626detail.html