ビッグダディはしばらくおあずけ
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Valve Softwareが,先日リリースされたFPS,「BioShock」の社内プレイ禁止令を社員に発動したらしい。
いくつかの欧米ゲーム情報サイトが報じるところによれば,ValveのCEO,Gabe Newell氏が,「Half-Life 2: Episode Two」を同梱したOrange Boxの開発が終了するまで,オフィスでのBioShockのプレイを禁じたということだ。Orange Boxの開発が無事に終われば社員全員にBioShockを配るというから,厳しいんだか太っ腹なのか良く分からない。 暗にBioShockの面白さをアピールする発言であり,同作はValveのデジタル配信システムSteamでのオンライン発売も行われてることから,ちょっと宣伝っぽい側面もある。個人的には,この禁止令に対する社員の反応を知りたいところだが,残念ながらそのへんのコメントはないようだ。「BioShockをやらせろ! やらせるまでHalf-Life 2は作らない!」などと社員がデモをすればゲーム史に残る事件になるだろうが,Half-Life 2を待ちわびるファンの大半は,ほかのゲームやってるヒマがあるならさっさとOrenge Boxを作ってくれよと思うはずだ。 Orange Boxは10月の発売が予定されており,Steamでのオンライン配信のほか,Electronic Artsがパッケージ版をリリースする予定になっている。 欧米のメディアがかつてないほど大絶賛しているBioShockだが,本当にそんなに面白いのかどうか気になる人は,4Gamerの「こちら」に掲載したデモ版をプレイしてみよう。(朝倉哲也)
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