「ドイツ」とは「戦車の国」という意味である。違うような気もするが,そういうことにしてもらうと話が早く進んで私が楽なので,ぜひそれでお願いしたい。そんなドイツでGames Convention(GC)が開催されたのだから,ゲームだけでなく戦車の取材を同時に行うのは,PCゲーム総合情報サイト4Gamer.netとしてはもはや避けられない話といえるだろう。さいわい,GC会場となったライプチヒにほど近い,ニーダーザクセン州リューネブルガーハイデの小さな街,ムンスターにドイツ最大と言われる戦車博物館「Deutsches Panzermuseum Munster」(以下 ムンスター戦車博物館)があったので,ちょっと寄って行くことにしたのである。
DBことDeutsche Bahn(ドイツ鉄道)に揺られること約4時間。2度も列車を乗り換え,ようやく我々取材班はムンスターの街にたどり着いたのだ。どこらへんが「ちょっと寄って行く」のかよく分からないが,根拠なくライプチヒと近いんじゃないかと思っていたのは,何を隠そうこの私なので,誰にも文句を言えない辛い立場である。ムンスターは,普通の旅行ガイドにはまず載っていない街だ。北ドイツの田園地帯に緩やかに広がる,隅々までよく手入れされた典型的なドイツの田舎街といった風情である。ドイツ初体験の私が言うのだから間違いない。
到着した日はあいにくの雨で,低く垂れ込めた雲の合間から雷鳴が一発,二発。やがて連発。時間をおいてまた連発。あれ? よく聞くと雷鳴ではなく,155mm榴弾砲の発射音である。そう,旅行ガイドにこそ載っていないが,このムンスターの街は「ドイツ戦車の故郷」と呼ばれる基地の街なのである。いや,いつものように思いつきで言っているのではなく,各種資料にそう書いてあるから,本当にここは「ドイツ戦車の故郷」。本当ですよ。それにしても,なんとなく,実家に帰ってきたような気がするのは私だけではあるまい。だけ?

![[GC 2006#番外編]ムンスター「Deutsches Panzermuseum」収蔵の戦車を4Gamerに掲載ですって?](./img/title.jpg)
































































