― 広告企画 ―

「Master of Epic」魔法使い修行中!

Text by 朝倉哲也

 

 前回で,ペットもある程度(序盤だけど)操れるようになって,魔法も"ある魔法"を除いて一通りやってみた。そのある魔法とは……スキルの名前からちょっと敬遠してきた"死の魔法"だ。魔法使いを(一応)目指すものとしては,体験してない魔法があるというのは我慢がならないので,今回は死の魔法を鍛えてみることにした。

霧によって視界をさえぎる"グレイブヤード ミスト"で,まずは練習だ
 死の魔法は,ムトゥーム地下墓地の魔法ショップに売っていることを(いつものように公式サイトで)調べたあと,とりあえず,"グレイブヤード ミスト"と"スピリット ドレイン",そして"マッド コート"の3種を購入した。グレイブヤード ミストとスピリット ドレインは,スキル1でも使える初歩魔法なので,まずはこの二つを適当に手近なモンスターに唱えていく。
 ちなみにグレイブヤード ミストは,霧を発生させて敵が近寄ってこないようにする魔法で,一方のスピリット ドレインは一定時間,敵の魔力を減少させるという魔法……。というか,これらを交互に唱えているだけじゃ倒せないじゃん! でも,まぁ魔法を詠唱するたびにスキルが上がっていくのは楽しいので,ちまちまと上げてみよう。

 その後,スキル10近くになったので,"マッド コート"と"ウェイスト エナジー"を購入し,さらにスキルを12程度まで上げてみた。……が,しかし! 死の魔法という恐ろしげな名前とは裏腹に,直接ダメージを与えるのではなく敵の能力を下げるタイプの魔法ばかりなので,あまり面白くない。ほかのMMORPGでは,こういう能力を下げる魔法(デバフ系の魔法?)は,強いモンスターとの長期戦や,対人戦で効果を発揮するタイプの魔法となっている。つまり,"死の魔法"っていうのは補助魔法のことだったのか……と思いつつ公式サイトをチェックしてみると,スキル50付近に"コープス エクスプロージョン"というのがあった。これは死体を爆発させて周囲の対象にダメージを与えるという,イメージぴったり(と思うのは筆者だけ?)の魔法だ。
 実は死の魔法という名前から,敵のヒットポイントを一気に奪うとか,周囲の敵すべてに大ダメージを与えるけど唱えた本人も死ぬとかいう魔法をイメージしてたのは内緒だ。まぁスキル50は少し遠いけど,がんばってみるかなぁ。

死の魔法は全体的に結構きれいなエフェクトだが,イメージしていた効果とは違った…… 敵の回避率を下げるマッド コートなど,うまく使えば有利に戦闘が行えそうだ


 

 

ネオク高原とアルビーズの森へ

ネオク高原にある町は,小型のドラゴンに乗った衛兵が守っている。ドラゴン乗りたいなぁ
 「死の魔法」もやってみたので,これで名実ともに一通りの魔法を使ったことになる。だが! この頃スキル上げばかりしていて,あまり出歩いていないことにふと気がついた。そこで,少し遠出をしてみることに。
 向かった先はネオク山。アルターを使ってちゃちゃっと移動し,アルターから外に出てみると……ミニドラゴンに乗ったガードのお出迎え。少しびっくりしたが,「これが,エルガディン王国の誇るドラゴンかぁ」と変に感心しながら,ネオク高原へ向かってみる。

 ネオク高原は,"高原"という名前から受けるイメージで,すがすがしい雰囲気のエリアなのかと思っていたが,実際はグランドキャニオンのような荒地。銀行などの施設もあったので,周辺を見回してみた。いや,タイミングの問題もあるかもしれないが,非常に閑散としていて人が少ない。プレイヤー商店もいくつか店開きをしていたので,ある程度は需要があるのかなとも思うが,城下町ビスクの賑わいとは大違いなので,辺境の地へ来てしまったのかなあという思いがよぎった。

とてつもなく巨大な生物の骨。奥に見えるプレイヤーと比較すると,その大きさが分かるだろう
 その後,マップを見ながら南西方面に向かってみると,前方の丘の上に超でかいハンマーを持った巨人"ガープ"が出現! ガープは,毒々しい紫色の肌の色,一つ目,髭面というなんとも凶悪な外観のジャイアント系モンスター。その雰囲気から「近づくとヤバイかなぁ」と思いつつも好奇心で近寄っていくと,数名のプレイヤーが戦っているようだ。でも,なんかプレイヤーたちが劣勢になっているようなので,ちょっと悪いなぁと思いつつ,そこから退避し,今度はアルビーズの森へと向かってみよう。

 アルビーズの森は,木々が生い茂る緑豊かなエリア。起伏が激しく,木々で視界がさえぎられるので,木陰にいるモンスターを見落としやすい。「初めての場所だし,ここは注意しなければ……」と思いつつ走っていると,なんか向こうの木が動いているような気がする。
 近づいてみると,プレイヤーが20人ほどでやっと囲めそうなほど太い幹,プレイヤーの胴体よりも太い枝を持つ巨大な樹のモンスター"長老トレント"だった。
 さすがにこのあたりは,今まで冒険していた場所より数ランク上のモンスターがいるようで結構怖い。倒せるかどうかチャレンジしようと思って,トレントの周囲を遠巻きにうろうろしていたら,いつの間にか"オルヴァンプルート"という小型の恐竜モンスターに囲まれてしまっていた。
 「しまった!」と思ったが,時すでに遅し。進むもならず引くもならずという状況に陥り,どうやってここを抜けようかとマップをちらっと見た瞬間に,いきなり後ろから襲われて一撃でヒットポイントが約半分に減少!!
 モンスターの群れの薄いところを縫うようにして走る。ある程度逃げたところで,さっき受けたダメージを回復しようと,回復魔法を詠唱! ……だが,これが2連続で失敗。実は,魔法詠唱をすると走る速度が極端に落ちてしまうのだ。オルヴァンプルートに追いつかれてしまい,二撃めであっさりと死んでしまった。
 死体回収をしながら,そういえばヌブールの村からWar Ageとかいうところに行けたな……というのを思い出し,今度はそこへ行こうと思いつつ今回は終了。以下次回。

長老トレント。最初はただの樹かと思っていたが,動くのを見てビックリ。近づいたらあっさり殺されそう アルビーズの森は,木々がうっそうと茂っているエリア。恐竜のようなモンスターは,出現数が多いので注意



●今回の魔法関連スキルのアップ

・破壊魔法 : 27.4→27.8(少し上昇!)
・回復魔法 : 28.0→28.2(死んだりしてたので上がってない……)
・強化魔法 : 6.9→6.9(変化なし)
・神秘魔法 : 21.8→22.0(周りの人に少しかけてあげた)
・召喚魔法 : 20.2→20.2(今回は一回も召喚しなかった)
・死の魔法 : 0→12.8(地味な魔法なので微妙)
・魔法熟練 : 18.6→18.8(なかなか上がらないなあ……)

 

 

脱線コラム

魔法詠唱とセリフを組み合わせると,アニメの主人公にでもなったみたい。かっこいい決めセリフを考えてみよう
 MMORPGには,いくつかの動作を組み合わせて,キー一つで発動させる"マクロ"という機能が用意されていることが多い。これを使いこなせれば,冒険が一段と便利&面白くなることは間違いないだろう。
 簡単な例を挙げると,パーティを組むときなど初めて会う人には,手を振って,お辞儀をして,「こんにちは」と挨拶をすると思うが,これをマクロ登録をしておくと,非常に便利だ。
 マクロ登録時の注意点は,ずらずらとコマンドを並べてしまわないこと。待機時間(/pause)をこまめにはさんでおくと流れるような動作が可能となるのだ。魔法詠唱やエモート(感情表現)は,動作完了までの時間がそれぞれ異なるので,この待機時間をうまく調整していくといいだろう。
 また,マクロを使っての魔法詠唱時やスキル使用時に,カッコいい台詞と組み合わせるというテクニックもある。普段と同じスキルを使っているだけだが,台詞によって"必殺技"っぽくなるので,これも面白いだろう。ただし,あまり連発すると周りの人の迷惑にもなるので,ここぞというときにだけ使うのがいいかもしれない。

手を振ってから,チョコンとお辞儀をして「こんにちは(^_^」と挨拶するマクロ。初めて会った人に使ってみるといいかも マクロは6つまでしか登録できないが,複数のマクロを使えば,複雑な行動の登録も可能だ

 

「Master of Epic:The ResonanceAge Universe」
 →BB Games内特設ページは「こちら」
 →公式サイトは「こちら」
 →紹介ページは「こちら」
 →プレイ日記「魔法使い修行中」は「こちら」

(C)HUDSON SOFT ALL RIGHTS RESERVED.