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「Master of Epic」魔法使い修行中!

Text by 朝倉哲也

 

Present Ageの10年後の世界「War Age」へ突入

War Ageに行くときは事前準備をしておいたほうがいいかもしれない。持ち込んだアイテムは前の時代に戻せないことにも注意だ
 一通り魔法も研究しつくし(どういう魔法か体験しただけだけど),それなりにPresent Ageは分かってきたつもりだ。この前,友人とパーティを組んでいるときの会話に出てきた「War Age」というのが非常に気になっているので,今回はそれを体験してみよう。

 公式サイトのチェックは習慣となってしまっており,ほとんど読みつくしていたので,このWar Ageがどんなところなのかは知っている。この時代は,今までいたPresent Ageの10年後で,ビスクとエルガディンの2勢力が争うというPvP(対人戦)がメインの設定となっているようだ。
 実は,筆者はあまりPvPというのが好きではない。昔,ウルティマ・オンラインをプレイしていたときに,よくPKer(Player Killer)に襲われたのがトラウマとなっているからだ。まぁPvPとPKは違うものだし,もう一つの時代"Chaos Age"はもっとキャラが育ってからのがいいだろうし,それ以外の時代の実装はまだ(※編注 Future Ageは5月中旬に実装予定)だし……ということで,とりあえずWar Ageへというワケだ。

アルター近くにいるNPCに話しかけると,ビスクかエルガディンに所属できる。どちらにも属さない中立というのも選択できるが,生き残るのは難しいらしい
 War Ageへの行き方を公式サイトでチェックしたところ,簡単には行けないようだ。まず,ヌブール村の長老Enosから,特別なノアストーン「ヤーナ・タングン」をもらい,それを装備してからヌブールのアルターに入れば,War Ageへいけるという流れらしい。とりあえず,あまり考えずにとりあえず移動しちゃえということで,ノアストーンをもらってからアルターにGoだ。

 ……いつものアルターでの移動と同じような感じで画面が暗転。再び明るくなると,そこはもうWar Ageだった。「おおっ,ここがWar Ageかっ」と思う間もなくいつもと違う雰囲気に気がつく。


「やべぇ,アイテムがまったくない。というか,初期装備じゃん!」



 Present AgeからWar Ageには,アイテムやお金を通常の手段では持ち込めないのである。公式サイトをよく読んでおけばよかったか……と後悔しつつ,とりあえずはWar Ageをうろつきながら帰る方法でも探しますか。お金もないし。

 一応,この後にアイテムを持ち込む方法も調べておいたのだが,それはあらかじめPresent Ageで持っていきたいアイテムを,アルター前にいるハイニというNPCに預けるという簡単な手続きだった。逆に,War AgeからPresent Ageへのアイテムの移動はできないようだ。
 帰る場所を探そうとしばらくうろついてるときに,Present Ageとの違いを見つけた。それは,ミニマップを見ようとしても開かないということ。普段,ミニマップを参照しながら移動していたので,これは非常にキツイ仕様だ。
 Present Ageから10年が経過しているので,マップが微妙に変わっていてもおかしくはない。とはいえ,ヌブールの村は変わっていない(ように見える)のが安心といえば安心なのだが。公式サイトにあるマップを見つつ,とりあえずアルビーズの森へ移動してみよう。


 

 

初めてのPvP……を見学

 なんとかアルビーズの森には来られたのだが,このエリアには前回ひどい目にあった"オルヴァンプルート"が大量にいるではないか。ううむ,いろいろと前途多難だなぁと思いつつ,オルヴァンプルートに注意しながら進んでいると,倒れているプレイヤーを発見した。そういえば,ここはPvPエリアだっけか……と改めて思い出したが,そのプレイヤーの先になにやら光っているようだ。

柵で囲まれたエリアを闘技場代わりにして,PvP練習が行われていた。MoEで初めて見る対人戦だ
 近づいてみると,円形に囲まれた柵の中でプレイヤー同士が戦っていた。柵の周囲には,数名のプレイヤーが座り込んでおり,戦いをじっと見ているだけのようだ。つまり,ばったり出会った敵軍とのシビアな戦いというのではなく,仲間同士での練習といったところなのだろう。問答無用で襲われることもなさそうなので,しばし見学だ。

 戦っているのは,戦士タイプのキャラクターと,魔法使いタイプのキャラクター。まぁ,キャラクタータイプは見た目で判断しづらいのだが,フルプレート風の防具で身を固めたキャラクターを戦士タイプ,ローブ系の防具を着ているキャラクターを魔法使いタイプと見ても,大体間違いないだろう。

 戦闘は,かなりスピーディ。お互いが近づいたり離れたりしながら斬り合い,魔法を詠唱したりしているが,魔法使い系の人も攻撃魔法よりは武器メインで戦っているようだ。PvPだと,魔法を唱えている暇などないのかもしれない。うーむ,魔法一筋というキャラクター育成は,まずったかなあ。
 この戦いを見物しながら話を聞いてみると,War Ageでは,歩いているだけでもいきなり襲われることが多いらしい。ビスクかエルガディンのいずれかに属したほうがいいらしいので,後で入っておこうっと。
 そこでお礼を言ってからその場を離れ,引き続き帰る方法の探索を行う。イプス峡谷を通ってダーイン山に到着。そこからエイシス・ケイブへ移動していく。エイシス・ケイブにアルターがあることは覚えていたので,とりあえずそこへ行ってみようというわけだ。
 しかし,アルターがないではないか。思惑が外れてかなり心細くなりながらも,登っていく道を見つけたので,それを上に進むと眺めのよい場所に出た。さっそく崖っぷちに立って,滝をバックに記念撮影を……とやっているうちに,操作を間違って崖下に転落してしまった。

近くにいた人からいろいろと情報を聞き出してみたところ,ビスクにはレクスールヒルズからしか行けないようになっているらしい 自軍以外のプレイヤーの名前は,所属と階級のみが表示される。相手勢力エリアに近づくと問答無用で襲われるとのことだ

 ヌブールの村で復活し,再び移動を開始しようとしたところ,崖から落ちて死んだときになんとズボンを落としたらしい。もうサイアクだ。だが,War Ageでは,下着姿で走り回っている人が多いので,逆に目立たないのでは? と思い,服をぜんぶ捨ててみた。戦闘用のちゃんとした防具を持っているほかのキャラクターとは違って,本当に何も防具を持っていないわけだが,まぁ平気かなと。どうせ戦闘になっても勝てるとは思えないし。


 

 

ついに帰る方法を発見!

ビスクの城は柵で囲まれており,臨戦態勢といった雰囲気。半壊した塔が生々しい
 さて,気を取り直して,ビスクへとまた移動を開始する。ミーリム海岸からなら行けると思い,そこを目指したのだが,ここでも期待を裏切られてしまった。Present Ageでは,ミーリム海岸と城下町ビスクは,2本の通路で繋がっていたのだが,War Ageでは両方とも巨大な岩で塞がれていたのだ。エリアの繋がり方が微妙に違うので,Present Ageに戻るどころの話ではないといった感じ。とりあえず,ヌブールの村まで戻って探索をしていると,長老の家でティキィというNPCからノアピースをもらうことができた。これがあれば元の時代(Present Age)に戻れるらしい。というか,いままでビスクに行こうとした苦労はなんだったんだろう……と思いつつ,戻れる方法が判明して胸をなでおろす。もう少しWar Ageを探索すると決意したところで,以下次回。

レクスール・ヒルズ南方にある通称"ギガス砦"。Present Ageにはなかった建物なので,見つけたときは非常に嬉しかった Present Ageに戻るには,ティキィからヤーナ・タングンをもらう必要がある。分かりやすいところに配置してあるのだとは思うが,筆者はかなり迷った



 

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