ロジクール,ゲーマー向けキーボード「G15」を2月10日発売
G15 Gaming Keyboard。写真のとおり,ハンドレストが付属する
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Logitechの日本法人であるロジクールは,ゲーマー向けブランド「ゲーミング・グレード」(G-Series)の新製品として,キーボード「G15 Gaming Keyboard」(型番 G-15,以下G15)を2006年2月10日に発売する。同ブランドとしては,初のキーボード製品だ。
G15は,英語104キーに,カスタマイズ可能な18のキーと多目的液晶パネルなどを組み合わせた,大型のUSB接続キーボード。スイッチはメンブレンとなる。ベースとなる英語キーボード自体はそれほどクセのないレイアウトだが,F3キーの近くに,Windowsキーの有効/無効を切り替える「ゲームモードスイッチ」が用意されているあたりは,いかにもゲーマー向けといったところかもしれない。
カスタマイズ可能なキーは「Gキー」と呼ばれ,キーボードの左端に,6個ずつ3段にわたって配置されている。Gキーには,それぞれシングルキーだけでなく,キーマクロも登録可能になっており,さらにGキーの写真上部に配置されたモードキー「Mキー」と組み合わせることで,最大54命令を登録可能になる。
本体上部に用意された液晶パネルは「GamePanel LCD」といい,基本的にはアナログ時計とCPU/メモリ使用率の表示や,「Windows Media Player」「iTunes」「Winamp」「Sonique」などといったメディアプレイヤーアプリケーションとの連動が可能になっている。 また,GamePanelというだけあって,対応ゲームにおいては,残弾数やステータス,チャット内容といった,ゲーム内情報の表示も行える。現在のところ,対応タイトルは以下に挙げる3本で,Logitechのサイトからリンクされている先でパッチを入手すれば,GamePanel LCDと連動可能になる。また「SiN Episodes: Emergence」「Star Wars Battlefront II」には近日中に対応予定とのこと。対応タイトルは今後,徐々に増えていくようだ。
・Brothers in Arms: Earned Blood ・Unreal Tournament 2004 ・Sid Meier's Civilization IV
さらに,ドライバCD-ROMに入っているSDK(ソフトウェア開発キット)を利用すれば,GamePanel LCD表示内容のコントロールも可能。プログラムの知識は必要だが,ユニークな仕様といえる。
Logitechが公開している製品写真では光っていないキーもあるが,実際にはすべてのキーが青く光る
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このほか,USB 1.1ハブを2ポート用意することや,明/暗/オフの3段階で明るさを調節できる青色LEDをキーのバックライトとして内蔵することも特徴として挙げられるだろう。本体サイズは545(W)×225(D)×33(H)mmで,重量は1380g。直販価格は1万2800円となっている。
構造上,RTSやFPSで用いるには,マクロキーの位置が“やや遠い”印象も受けるが,マクロを積極的に利用するタイプのプレイヤーにとっては,かなり興味深いのではなかろうか。 すでに並行輸入品が一部で出回っているとはいえ,国内正式発売となれば,大手量販店などでも手に取って触れるようになるはず。気になっていた人は,発売日を覚えておくといいだろう。(佐々山薫郁)
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Gシリーズ |
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