DAoCインゲームイベント第6弾「打倒,Legion!」レポート
Mythic Entertainmentは2006年2月3日,同社が運営する「ダーク・エイジ・オブ・キャメロット 日本語版」(以下,DAoC)のインゲームイベント第6弾となる「打倒,Legion!」を開催した。 DAoCでは,城を最も多く保有しているレルム(国家)限定で,ダークネス・フォールズと呼ばれる魔界への門が開き,デーモンとの戦いや取引を楽しめるようになっている。ここの深部には,とくに巨大な悪魔が徘徊しており,その最高峰がLegion。その異様な風貌は,嫌悪感を喚起させるほどだ。 タイトルを見れば分かるが,今回のイベントは「ダークネス・フォールズの最深部にいるLegionを,どのレルムが最も早く倒せるか?」を競うものだ。イベント期間中は,例外的に全レルムがダークネス・フォールズへ侵入可能なので,RvRを楽しみながらLegion争奪戦ができると,多くのプレイヤーが楽しみにしていたことだろう。また,勝利レルムにはキャラクターのスキルを振り直せる「シングルスキルリスペック権」がもらえるとのことから,特典目当てにテンションが上がっていたプレイヤーも多かったに違いない。
ところがフタを開けてみると,思ったような駆け引きは楽しめなかった。というのも,用意周到なヒベルニアは,イベント開始前にNewFrontierゾーンに戦力を展開して城を陥落させ,ダークスフォールズへの門を自国に開くと,イベント開始前からダークネス・フォールズに進攻を開始。そしてイベント開始直後,わずか十数分程度でLegionを倒してしまったのである。
これは「さてイベントがスタートしたし,グループメイクして戦うか!」と,準備していたミッドガルド,アルビオンの両レルムにしてみれば,とんでもない話だったに違いない。結果としてイベントはヒベルニアの勝利となってしまったが,ダークネス・フォールズを舞台にRvRが展開されるシーンもあり,アルビオン,ミッドガルド,ヒベルニアの三つ巴の戦いや,アルビオンとミッドガルドがお互いの後背を突こうとして,グルグル追い掛け合うなどの面白い戦いも見られ,対戦欲は満たされたことだろう。 こうしてイベント自体は終了したわけだが,熱気はとどまることを知らず,ヒベルニアの行動に怒りを覚えたアルビオンは総力を結集してヒベルニア領へと進攻。ヒベルニアのレリック(国宝)を奪ってしまったのである。見方によっては,ここまでを含めてイベントの一部始終だったといってもいいかもしれない。
ヒベルニアの用意周到な作戦によってイベント自体が瞬時に終わってしまったのは見事でもある半面,残念でもあるが,ヒベルニアが3レルム中で最も勝利に貪欲であり,積極的にイベントに参加した結果ということだろう。 こうした可能性を予測できたであろう運営側に,あらかじめ手を打ってもらいたかったという気持ちもあるが,日本語版でのみインゲームイベントを行ってくれるMythic Entertainmentの努力は賞賛に値するのも確か。ちなみにMythicとしては,こうしたインゲームイベントは月イチくらいで開催したいと話している。今回学んだノウハウを今後のイベントにぜひとも生かし,より面白いインゲームイベントを提供してもらいたいものだ。次のイベントはどんな演出,内容を見せてくれるのだろうか。大きな期待を持って見守りたいと思う。(Murayama)
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ダーク・エイジ・オブ・キャメロット |
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■価格:30日1500円,90日4200円(すべて非課税)など |
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