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第3回DAoCラウンドテーブル開催,Labyrinth of the MinotaurやWarhammer Online情報も
2006/08/28 20:24
 8月26日,東京秋葉原のネットカフェNecca秋葉原で「ダーク・エイジ・オブ・キャメロット」(以下DAoC)のファンイベントである第3回ラウンドテーブルが開催された。ラウンドテーブル(Round Table)とは,上下の区別のない円卓での語らいということで会合でよく使われる単語ではあるが,アーサー王伝説を土台としたDAoCにこそふさわしい単語であろう。残念ながら,京都で予定されていたラウンドテーブルは中止になってしまったのだが,東京秋葉原のイベントには,熊本,福岡といった遠方から駆けつけた人もおり,同会場で行われた昨年のそれを上回るにぎわいとなった。

 司会はDAoCイベントでは毎度お馴染みのMurayama氏(連載「剣と魔法の博物館」でもお馴染み)。軽妙なトークを交えつつ,イベントを引っ張っていく。

右:司会を担当したMurayama氏
中:EA Mythicのアヤカ・ハーン女史


 まず,日本にはまだ導入されていない拡張版「Darkness Rising」の紹介が行われた。馬や新エリアなどの追加要素のほか,チャンピオンズウェポン,チャンピオンズレベルでのスキルなどいろいろお楽しみ要素はあるのだが,なんとなく昨年のラウンドテーブルでも聞いたような内容。海外ではすでにサービス開始されているので,説明はより詳しくなっていた。早期の日本導入に期待したいところだ。

上:さまざまな種類の馬が用意されている
下:一言で騎乗といっても,単に乗って移動するだけでなく,多彩なアクションが可能になる


 続いて,海外版での次の拡張となる「Labyrinth of the Minotaur」の紹介。これは先日(8月16日)発表されたばかりのホットニュースであり,詳細は不明な点も多い。
 「ミノタウロスの迷宮」というタイトルのとおり,この拡張では,全レルムに新種族としてMinotaurが追加される。ちなみにMinotaurは,両手武器を片手で扱えるという。両手武器を両手に持って(二刀流という意味)暴れ回るとものすごく強そうなものの,さすがにそれはできないとのこと。片手に両手武器,片手に盾というのがスタンダードなスタイルとなる模様で,タンク系の職業限定の種族となりそうだ。
 マップの拡張で,新しい島に広大なダンジョンが設営されるほか,新しいアイテムスロットが加わるなど,予約特典でもらえるというペット(?)の「猫」も紹介された。「Clockwork-Kitten」と聞いて,司会のMurayama氏は可愛い子猫を想像していたようで,公開されたデザイン画に少し落胆したらしい。
 また,Maulerという新クラスが追加される。もともとDAoCにはMaulerという名前の打撃スキルもあるのだが,新しく追加されるMaulerクラスはハイブリッド系のタンクということで,破壊力という意味では名前負けしないクラスとなりそうだ。ちなみにMinotaur以外の種族でもMaulerになれるという。

これが予約特典の猫。「Clockwork-Kitten」ということで,日本語にすると「ネコ型ロボット」といったところか


Warhammer Onlineの試遊台
 続いて,DAoCとは関係ないものの,現在EA Mythicが開発を進めている「Warhammer Online:Age of Reckoning」の紹介が行われた。このゲームもRvRを特徴とするもので,DAoCプレイヤーにアピールしたいという思惑もあったのだろう。
 ラウンドテーブルの会場には4台のPCにWarhammer Onlineがセットアップされてプレイアブルな状態で設置されており,国内では初のお披露目となった。
 このHarhammer Onlineは,欧米では2007年の秋ごろにリリースされる模様だ。この秋からクローズドβテストが始まり,それは日本からでも参加できるものとなるので,興味がある人は続報を待とう。

プロモーションムービーより


 休憩をはさんでRvR形式のクイズ大会が開催された。これは昨年のラウンドテーブルで行われたものとほぼ同様で,国(レルム)別に分かれてクイズに回答し,正解した国がほかの国の領土を攻撃していくという趣向となっている。攻撃された国には防衛問題が出題され,それに正解すると侵略を退けることができる。侵略が成功すると,マップの区域が他国の色で塗りつぶされていく。日頃の遺恨もあってか(?),それぞれのレルムで攻撃対象に特徴があるのも,このゲームならではかもしれない。

 店内ではDAoCクライアントを立ち上げてチャットで実況中継している人もいたり,問題に回答するためゲーム内を走り回ったりする(ルールではOK)場面も見受けられた。
 昨年は4択形式だったので簡単すぎたという反省から,今年は選択肢なしの問題ばかりとなった。かなりマニアックな問題が頻出したようで,まったく分からないと途方に暮れている人もいた半面,次々と手を挙げて答える人もおり,コアなプレイヤーの多さをうかがわせた。回答者には正解不正解を問わずTシャツなどがプレゼントされたが,壇上で「○○○の○○です」とキャラ名が明かされると周りからどよめきが漏れる場面もあった。
 クイズ大会は,ミッドガルドが勝利を収め,エルザジャパン提供のグラフィックスカードなどがプレゼントされた。ゲームクライアントでマクロを組み,レルムの全員でサイコロを振って戦利品を分配していくというのもネットカフェという会場ならではの光景だ。

 最後はEA Mythicのアヤカ・ハーンさんと会場全員でのジャンケン大会が繰り返され,Warhammer OnlineのクローズドβアカウントやEA Mythicのデザイナーチームの寄せ書きなど多くのプレゼント品が放出されていった。昨年の倍近い75名が集まったにも関わらず,EA Mythicの用意したプレゼントは底を尽かず,最後には全員に出口でお土産として配られることとなった。
 コアなゲームにも関わらず(失礼),女性の姿もそこそこ見られたり,子供連れや家族ぐるみで訪れている人もおり,英語版の時代から長く愛されてきたゲームの歴史が感じられた。RvRで対人戦をメインとしたゲームではあるが,全体にアットホームでなごやかなイベントだった。DAoCプレイヤーなら,一度は参加してみることをお勧めしたい。(aueki)


ダーク・エイジ・オブ・キャメロット
■開発元:EA Mythic
■発売元:Mythic Entertainment
■発売日:2005/01/31
■価格:30日1500円,90日4200円(すべて非課税)など
→公式サイトは「こちら」
Dark Age of Camelot: Labyrinth of the Minotaur
■開発元:EA Mythic
■発売元:Electronic Arts
■発売日:2006/11/14
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」
Warhammer Online: Age of Reckoning
■開発元:EA Mythic
■発売元:Electronic Arts
■発売日:2008/Q1
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」
Dark Age of Camelot:Darkness Rising
■開発元:Mythic Entertainment
■発売元:Mythic Entertainment
■発売日:2005/10/11
■価格:19.99ドル
→公式サイトは「こちら」

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http://www.4gamer.net/news/history/2006.08/20060828202413detail.html