ドイツのCryTekが開発中のFPS,「Crysis」の最新ムービーがign.comの「こちら」で公開された。 「DX10Flyby」というタイトルからも分かるように,DirectX 10の機能を使ったシーンが初めて撮影されたムービーで,確認はできなかったが,NVIDIAのGeForce 8800 GTXが使用されたという情報もある。 1分42秒のムービーは,フィールド上をなめるように通過(フライバイ)していくもので,舞台となるのは,GC2006で公開されたマルチプレイマップと同じ場所のようだ。もともとグラフィックスが自慢のゲームだったが,打ち寄せる波の感じや,ジャングルの密度など,明らかにこれまでのムービーとは一線を画している。FPSゲーマーだけでなく,CG全般に興味のある人にとっても必見だろう。戦闘シーンなどはないが,主人公の着るナノスーツのディテールなどもよく分かり,期待をもたせてくれる。 とはいえ,ign.comで無料公開されたのは320×180ドットの低解像度版で,高解像度およびハイデフ(1280×720ドット)版は,有料会員のみダウンロードできる。ちょっと残念だ。(松本隆一)
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