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[GDC07#06]EAのカンファレンスで公開された「CryENGINE 2.0」,「Portal」などの最新画像を掲載
2007/03/07 19:15
 Electronic Artsは3月6日(現地時間),Game Developers Conference 2007に合わせ,EAパートナーズが開発中の新作タイトルを紹介する,プレス向けパーティを開催した。
 EAには,直接の傘下企業としてワールドワイド向けのゲーム開発を行う「スタジオ」(例えば,D.I.C.E.やMAXIS,またコンシューマ系のHeadgate Studiosなど)と,EAがパブリッシングを行うタイトルを開発する独立系企業,「EAパートナーズ」があるが,今回は後者のヘビー級メーカーが一堂に会したパーティとなった。
 開発者向けのイベントであるGDCに合わせてこうした催しが行われ,そこに多くのメディアが集まるという事実は,GDCが年々規模を大きくしながら性格を変えつつあることを物語っていると言えるかもしれない。

 このパーティに登場したのは,EAパートナーズであるCrytek,Flagship Studios,Pandemic Studios,そしてValve Corporationという,そうそうたる開発会社。パーティとはいえ,これだけのデベロッパが集まると,出てくるタイトルも「Crysis」「Hellgate: London」「Mercenaries 2: World in Flames」,そして「Half-Life 2: Episode Two」など,2007年に期待されているものが目白押しだ。
 発売元が決まらないまま制作が進行していた,Pandemic StudiosのMercenaries 2は,つい先月EAからのパブリッシングが発表されたばかりとあって,とくに注目を集めていた。現在のところコンシューマ機のみのリリース予定であるとはいえ,前作「Mercenaries」(邦題 マーセナリーズ)が日本市場を含めてかなりのヒットを飛ばしただけに,ちょっと楽しみなタイトルだ。

 基本的にホテルのスイートルームにメディアを集めたカクテルパーティなので,キーノートスピーチや最新情報などがなかったのは,やや残念なところ。というわけで,ここで公開された各タイトルの画像をまとめて掲載しよう。(松本隆一)



■CryENGINE 2.0


GDCらしく,「Crysis」ではなく,ミドルウェアである「CryENGINE 2.0」の画面写真が公開された。カンファレンスでは実際に同エンジンを使った画面制作シーンが実演されていた


■Hellgate: London

いつものようにFlagship Studiosのビル・ローパー氏自身が「Hellgate: London」のデモンストレーションを行っていた。見たところの完成度は非常に高く,もう,なる早で発売してほしいと思う。日本初公開と思われる「Blademaster」「Guardian」の写真(中段)に注目


■Portal

Valveが開発中の,文章で説明するのがなかなか難しいパズル的な要素を持ったアクションゲーム。グラビティガンのような機能も併せ持つ銃で「入り口」と「出口」を作って敵を倒すのだ。分かります? 「Half-Life 2: Episode Two」「Team Fortress 2」などとセットになった「Orange Box」としてリリースされる予定


■Mercenaries 2: World in Flames

現在のところ,プラットフォームは次世代コンシューマ機のみだが,「Mercenaries 2: World in Flames」も展示されていた。写真は,プレα版からのものだ

Portal
■開発元:Valve
■発売元:Valve
■発売日:2007/10/09
■価格:N/A
Crysis
■開発元:Crytek
■発売元:Electronic Arts
■発売日:2007/11/16
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」
Hellgate: London
■開発元:Flagship Studios
■発売元:バンダイナムコゲームス
■発売日:2007/夏
■価格:未定
→公式サイトは「こちら」
Mercenaries 2: World in Flames
■開発元:Pandemic Studios
■発売元:Electronic Arts
■発売日:2007/後半
■価格:N/A
→公式サイトは「こちら」

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2007.03/20070307191547detail.html