GDC 2007のエキスポ会場,SouthホールのIntelブースで公開されていた「Crysis」のプレイアブルデモ。その直撮りプレイムービーを4Gamerに掲載した。
今回のデモは,これまでE3(Electronic Entertainment Expo)やGC(Games Convention)で公開され,4Gamerで紹介してきたものとはロケーションもシチュエーションも異なるもの。これが,Windows VistaとDirectX 10で動く初のデモ版でもある。来場者なら誰でもプレイ可能だが,約5分の時間制限があり,また制限時間内でも,最後に登場する敵ヘリコプターを撃墜すると自動的に終了する。ゲームエンジン業界への本格参入を表明したCrytekだが,自社のブースではCryENGINE 2.0の解説に終始し,CrysisはIntelブースおよびNorthホールのNVIDIAブースで説明員もないまま,ほとんど放置状態。うーん,太っ腹。 DirectX 10による,さらに磨きのかかったグラフィックス,爆発や銃撃のエフェクト,ジャングルの雰囲気など,リリースを楽しみにしている人は必見だ。
とはいえ,これまでのデモではまったく見られなかったことだが,プレイ中,かなりきついラグが発生していることも確認できるはず。Core 2 DuoとGeForce 8800の組み合わせという,現行,上から二つめぐらいのスペックのPCが使われていたが,このラグがPCの速度不足によるものか,あるいはWindows Vistaへの最適化が不十分なためなのかは分からなかった。 ちなみに,プレイシーンを撮影しようと,悪戦苦闘している筆者を見かねたIntelブースの担当者が代わりにプレイしてくれたので,かなり迫力あるシーンが収録されているという事実は,書いてて悲しくなるので,ぜひ読み流していただきたい。(松本隆一)
■「Crysis」プレイムービー(2分23秒,MPEG-1) ダウンロードファイル詳細:70.5 MB(74,027,613 バイト)
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