ニュース
NCsoft,オンラインRPG「Guild Wars」の拡張パック「Eye of the North」と,続編「Guild Wars 2」を発表
2007/03/28 19:39
 NCsoftとArenaNetは,オンラインRPG「Guild Wars」(邦題 ギルド ウォーズ)の拡張パック「Guild Wars: Eye of the North」と,続編の「Guild Wars 2」の開発を発表した。

 「Eye of the North」は,本作における初の“拡張パック”である。同作の関連タイトルでは,これまで“Factions”(邦題 ギルド ウォーズ Campaign2 戦乱の章)と“Nightfall”(邦題 ギルド ウォーズ Campaign3 審判の章)がリリースされているが,この2本は単体で起動でき,拡張パックではない。しかし今回の「Eye of the North」は,これまで発売された3作の,いずれか1本以上のインストールが事前に必要となる。

 したがって,今回はFactionsやNightfallとは異なり,全体的に中〜上級者向けの内容であることが予想できる。具体的には,チュートリアルといった初級者向けの要素を必要としないため,例えば序盤エリアからいきなり高レベルモンスターが登場するのかもしれない。

 今回のストーリーは,“Shiverpeak Mountains”の北方で,不穏な動きがあるというところから始まる。既存エリアでいうならば,“ヤクの放牧地”近辺の雪原地帯をイメージしてもらうのがよいだろう。ここではデルモリア峠のドワーフとチャールが抗争を繰り広げているほか,新たな種族として,魔法に通じた“Asura”と力自慢の“Norn”の二つが登場する。
 そのほかの「Eye of the North」の主な拡張要素は以下の通りだ。

・150種類のスキル
・10種類のヒーロー
・40種類のアーマーセット
・ギルドホールに記念碑が建てられるようになる
・18種類のマルチレベルダンジョン

 現在10種類があるマスタリー(職業)に関しては,今のところ追加される発表はない。リリース時期については,2007年のホリデーシーズンが予定されている。

 なおご存じのとおり,日本におけるギルド ウォーズの課金プランは,パッケージ購入タイプ(月額課金は必要ない)と,月額課金タイプ(パッケージ購入は必要ない)の二通りから選べるようになっている。この,月額課金タイプの人の場合は「Eye of the North」を遊べるのか,遊べる場合,追加でパッケージを買う必要があるのかというのは,プレイヤーにとって気になるところだろう。この点についてエヌ・シー・ジャパンに問い合わせてみたが,「国内正式発売を行うのかどうかを含め,現在はまだ調整中です」とのことだった。



 続いて紹介する「Guild Wars 2」は,本作の続編となるタイトルである。とはいえ今回は,タイトルロゴとおぼしき画像が一点と,「2008年の夏以降にβテストを行う」以外に特筆すべき内容は触れられていない。今回発表された2作の詳しい情報については,公式サイトで発表されたリリースを参照してほしい。
 「Eye of the North」も「Guild Wars 2」も,実際にプレイできるのはまだ先になりそうだが,“この世界はまだまだ続く”という発表がなされたのは,ファンにとって収穫といえるだろう。(川崎政一郎)


ギルド ウォーズ
■開発元:ArenaNet
■発売元:エヌ・シー・ジャパン
■発売日:2006/01/27
■価格:オープンプライス(パッケージ版) / 月額課金料金980円
→公式サイトは「こちら」
Guild Wars 2
■開発元:N/A
■発売元:NCsoft
■発売日:未定
■価格:N/A
ギルド ウォーズ 拡張版 新たなる予言
■開発元:N/A
■発売元:エヌ・シー・ジャパン
■発売日:2007/08/31
■価格:パッケージ制ユーザー向けライセンス:3980円(税込)

【この記事へのリンクはこちら】

http://www.4gamer.net/news/history/2007.03/20070328193921detail.html