日本サーマルティクは,PC用電源ユニット「Toughpower 1200W」(型番:W0133)を発売した。実勢価格は4万3800円前後。
Toughpower 1200Wは,クアッドコアCPUとNVIDIA SLI/CrossFireに対応した電源ユニットで,最大出力1200Wを実現している。冷却ファンは140mm角ファン×1のみで,排気部分はハニカム状のパンチングメタル仕様になっている。なお,サイズでは奥行きが200mmと,一般的な電源ユニットより長いため,PCケースによっては装着できない可能性があるので気をつけてほしい。
出力面のスペックは,12Vを4系統(独立)で供給し,その内訳は+12V1と+12V2が20A,+12A3と+12A4は36A。そのほかActive PFC回路を搭載,電源変換効率はリリースでは87%とされている。 PCI Express用6ピンコネクタ×3のほか,次世代規格となるPCI Express用8ピンコネクタ三つを備えるのが特徴だ。そのほか,4ピンペリフェラルコネクタ(大)×8,4ピンペリフェラルコネクタ(小)×2,Serial ATAコネクタ×8が用意されている。 ケーブルはマザーボード用の20+4ピンATX電源コネクタ,4+4ピンのパワーコネクタ,8ピンのパワーコネクタは本体に直付けとなるが,それ以外は着脱式だ。
Toughpower 1200Wは実勢価格が4万円台中盤と,1200Wクラスの電源ユニットとしては比較的安価な価格設定となっている。GeForce 8800GTXでNVIDIA SLIを組むなど,ハイエンドPCを自作しようと考えている人は,電源ユニットの選択肢に入れておいてもいいだろう。(oNo)
■スペック表(出典:公式サイト製品紹介ページ)
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