2005年12月6日掲載のレビュー記事で採り上げた「ButtKicker Gamer」を憶えているだろうか? 低域の音(≒低い音)を振動に変換するという原理により,例えばプレイするときに椅子の脚などへ取り付けると,大きなフォースフィードバック効果を得られるというデバイスである。 振動装置+低域専用アンプという構成なので,基本的には後者をPC側のサブウーファ出力端子(もしくはセンター/サブウーファ出力端子)と接続するだけで利用可能。2chスピーカーシステムやヘッドフォン環境へ簡単に追加できるほか,接続インタフェース自体は標準的なRCAもしくはミニピンになっているので,ゲーム機とも接続できる。大がかりなスピーカーシステムを用意しなくても,迫力ある振動を体感できるというわけだ。
さてこのButtKicker Gamer,2005年当時の代理店直販価格は3万1290円(税込)で,コスト的に極めてユーザーを選ぶものになってしまっており,さらに長いこと売り切れになってもいた。ところが今回ゼネラルオートサービスでは,メーカーとの交渉により,2007年5月時点の定価2万9800円(税込)のところを1万9800円(税込)の新価格で再発売できるようになったという。 それでもまだ贅沢品なのは変わりないが,ゲームコントローラでは手元でしか感じられなかったフォースフィードバック効果を,ButtKicker Gamerを導入すれば全身で味わえるようになるのは確か。レビュー記事ではドライブシムやフライトシム,FPSで大きな効果があるとしているので,改めてチェックしてみてほしい。それで興味を持ったのであれば,価格が下がって再発売となったこのタイミングは購入の好機だろう。ゼネラルオートサービスの直販サイト「MSY SHOPPING」で販売中だ。(佐々山薫郁)
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