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「モンスターファームオンライン」，ネットワークトライアルが7月13，14日に実施＆テスター500名の募集を開始
ゲームポットとテクモは本日（7月9日），ゲームポットが販売・運営を行い，テクモ（Lievo Studio）が開発する「モンスターファームオンライン」（以下，MFO）のネットワークトライアルを，7月13，14日に実施すると発表した。これに合わせて，MFOの公式サイトで本日3：00PMから，テスター500名の募集が開始された。
今回のテストは，名前のとおりネットワーク上での負荷テストに主眼が置かれたもので，ゲームの実装内容に関しては，あくまで本テスト用にアレンジされたものとなっているとのこと。また，本テスト中には，今後のMFOの開発について，プレイヤーからの要望を募集するアンケート調査も予定されている。運よくテストに参加できた人は，積極的に意見/要望を出して，MFOのブラッシュアップに協力してほしい。
ネットワークトライアルの概要は以下のとおり。
■ネットワークトライアル実施概要
募集期間：7月9日（月）3：00PMから7月10日（火）12：00PM（7月11日0：00AM）まで
募集人数：500名
実施期間：7月13日（金），14日（土）7：00PMから11：00PMまで（各日4時間）
公式サイト：http://www.mf-online.jp/
シリーズ第1作にあたる「モンスターファーム」は，1997年にプレイステーション用ソフトとして発売され，「CD/DVDから自分だけのモンスターが生まれる」という独特のシステムと，戦略性の高い戦闘で人気を博した。MFOでは，こうした従来作からの要素を引き継ぎつつ，さらに「育成」と，そこから発展する「コミュニケーション」をキーワードに開発が進められている。
そこで今回は，MFOがどのようなゲームに仕上がりつつあるのかを，併せて紹介しておきたい。また，MFOのゲームシステムについては，以前掲載した記事（「こちら」と「こちら」）にも目を通しておくと，より理解しやすいだろう。ネットワークトライアルに参加したいと考えている人は，ぜひチェックしてほしい。
■CD/DVDを読み込ませて，自分だけのモンスターを召喚
ネットワークトライアルで登場するモンスターは，以下の5種族。ネットワークトライアルでは，モンスターを選択したあとで，CD/DVDをPCに読み込ませることでモンスターが誕生する。同じ種族でも，CD/DVDにより「体の大きさ」「太さ」「色」「角の形」「性格」などが異なるモンスターに変化する仕組みだ。
CD/DVDを読み込ませる代わりに，アイテム「円盤石」を使うことでもモンスターを召喚できるが，モンスターファームの醍醐味はなんといっても，CD/DVDを読み込ませることにあるだろう。ネットワークトライアルに備えて，たくさんのCD/DVDを用意しておきたいところだ。
・アンテロ
山岳地方の奥地に棲む、気高いが心優しいモンスター。
基本的に争いは好まないが、しなやかな筋肉から繰り出される攻撃の破壊力はすさまじいものがある。
その角や蹄からは強力な雷を発することができると言われている。
・キキモ
炎の精霊といわれている小さなモンスター。
体は小さく力も強くはないが、高い知能を持っている。
すばやい動きと、体に宿した月の欠片（炎）の力を使い、強力な攻撃を繰り出すことができる。
・ライガー
高地から平地まで、幅広い地域に分布するモンスター。
鋭い角やツメと、すばやい動きでヒットアンドアウェイでの戦いが得意。
比較的人に近い位置に住んでいる種族ではあるが、気性が荒く、飼いならすのは難しい？
・ディナシー
月の欠片と共に、月から降りてきたと言われているモンスター。
非常に高い知能を持ち、人々と共に暮らしている。
手足と羽を器用に使い、風を自在に操る力を持つ。
その外見と知能の高さから、人気の高いモンスター。
・コルヌー
比較的暖かい地方の高地に生息するモンスター。
力は強いが、頭のほうはあまりよくない。
普段は何を考えているかわからないくらい温厚で緩慢だが、ひとたび怒らせるとその巨大な体躯から強烈な一撃を繰り出す。
■育て方次第で外見やパラメータが大きく変わる「モンスター育成」
生まれたばかりのモンスターは体が小さく，能力も低い状態だ。モンスターは，フィールドで敵モンスターと戦うことで能力を伸ばしていく。MFOの戦闘は，従来シリーズ同様，近距離/中距離/長距離の「距離帯」を利用した，技の掛け合いで行われる。敵モンスターを自分の得意な技の距離帯に誘導し，適切な技を使うことで効率よく相手を倒せるのだ。
モンスターのパラメータは，選択した行動によってさまざまに変化していく。例えば，殴ってばかりだと「ちから」が上がりやすく，遠くから攻撃していると「器用さ」や「かしこさ」が上がるといった具合だ。また，モンスターはパラメータやレベルが上がることで新しい技を習得していく。なお，今回のテストでは，初期戦闘バランスチェックのため，技の追加は制限されているとのこと。
MFOには，色々な動物の肉，各種野菜，果物，魚介類など，さまざまな「エサ」が用意されている。エサにはそれぞれパラメータが設定されており，例えば，「肉」や「穀物」や「魚」を食べていると大きく成長しやすく，「お菓子」や「高級な肉」を食べてばかりだと太ってしまうなど，与えるエサによってモンスターの成長に変化がもたらされる。また，食べさせたエサの色によって，モンスターの色も変化していく。
モンスターはそれぞれ，好きなエサや嫌いなエサなどの個性を持っている。好きなことをしていれば機嫌がよくなり，嫌いなことには当然ストレスを感じるので，モンスターが出す「感情アイコン」を見て，モンスターの気持ちを読み取ることも重要だ。しかし，モンスターを喜ばせることばかりが「正解」とは言えない。甘やかしてばかりいると，ワガママに育ってしまったり，厳しく接してばかりだと，ストレスで体を壊してしまったりする。
■今後はモンスター同士の対戦も実装
今回のテストでは残念ながら，育てたモンスター同士による対戦は行えないが，これは今後の実装によって可能になる予定だ。また，戦闘の強さだけでなく，外見の美しさを競うコンテストや大会などが開催されるとのことなので，育成したモンスターを競わせたいと思っている人は楽しみにしておこう。また，ほかのMMORPGでは自分の家にあたる「ファーム」も，今後実装される予定だ。ファームでは，モンスターを育てたり，仲間同士でくつろいだりできる。
プレイヤー同士の対戦やコミュニケーション機能の充実については，今後の開発に期待したいところ。今回はあくまでネットワーク環境のテストに主眼が置かれているので，本作に興味を持っており，MFOの今後の開発に協力したいという人は，奮ってテストに参加してほしい。（ginger）
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